コードブルーのドクターヘリをFlight Simulator Xで再現!

 今年(2017年)7月、コードブルーのシーズン3が始まりました。
毎週月曜日を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、夏休み特別企画(?)として、FSXでドクターヘリを再現してみました。


コードブルーに登場するドクターヘリ JA6790  MD900 エクスプローラー

  Microsoft社のFlight Simulatorを略してMSFSと呼びます。
その2004年にリリースされた版を日本ではFS2004と呼び、その後2007年にVista向けにリリースされたものをFSX(テン)と呼んでいます。
10年前のソフトではありますが実機と見紛うような描写力があり、小サイトでは主にカットなどにFSXを利用しています。

MSFSの世界では、オリジナルの機体を自分で塗り替えることをRepaintと呼んでいます。
Repaintデータは愛好者が作成したものがフリーで国内外のサイトにアップされていますが、このドクターヘリのRepaint(配布データ)は残念ながら見当たりませんでした。 (注)
そこで、「ないなら作ってしまえ!」と小サイトでもRepaintに挑戦してみました。

コードブルーのブルーは緊急事態を表す言葉ですが、ここではこのブルーを夏らしく、ブルーの海のイメージとしてとらえ、洋上を飛ばしてみました。













謎のマーク(?)も再現

本来、ここには朝日航洋(運航会社名)と書かれていますが、劇中では消されています。
しかし、シーズン3ではここに見慣れないマークが!
何か、羽をデザインしたようにも見え・・ずっと気になっていました。
調べたところ、成田空港の新ブランドロゴ(2016年12月リニューアル)であることが分かりました。
羽のように見えたのは、実は伝統工芸の組紐であり、正式なロゴには、この下に
Connecting Japan to the World・・の文字が入っています。

ドクターヘリの世界では、最近、空飛ぶ広告塔として資金調達する動きがあり、
その広告収入を運航費の補助に充てるなど、運航を維持する為に知恵を絞っています。
あるドクターヘリにはF1カー並みに派手に数社の企業のロゴが描いてあったりします。
ドラマの舞台は千葉ですので、成田空港の広告を入れているという劇中設定なのかもしれません。
真相(?)は分かりませんが、なかなか素敵なロゴなので、こちらも再現してみました。


  底面も手抜き無し

底面の塗り分けは側面からの赤いラインとの位置合わせが難しく、地上からの煽りアングルがなければ真っ白でも分からない、とバックレようかと思いましたが、コードブルーのエンドタイトルの映像にバッチリ映っていますので、こだわりで塗り分けました

 尚、実機ではJA6790の文字は真中ではなく、少し右側に寄っており、しかもスキッド取り付け位置の前部が6と7の間に来る 0はDrとの隙間はほんの少し・・ と、ここも再現しましたが・・変なこだわりは自分の首を絞めます・・



  パイロットはやはりこの方でないと・・

オリジナルは髭面の外人なので、日本人にしようと思いました。
せっかくなら、ドラマで機長役を演じたこの方にしようと・・
口元のあたりが似ていませんか?
(ハメコミ合成や、あとから修正したものではありません)
オリジナルのパイロットTexcherを加工しています)・・実はこれがやりたかった(?)



  ローターブレードも赤白に塗り分けました(オリジナルモデルはグレー)

しかし、ブレードTexcherに着色すれば、飛行時も再現できるかというとそんなに甘いもんじゃありません。
回転するロ−ターディスクのTexcherは別物で、回転面を新たに塗り分けねばなりません。
大小のリング(真円)を正確に配置する・・このTexcher加工はかなり苦労しました・・





 機体内部です

EMS仕様となっています。
オリジナルのままですが、このMD900、FSXの通常コマンド(Shift+E)でドアは開閉しません。
キャビン内部の視点に変えて、内部からドアをクリックして開けるようになっています。
このドアの開閉方法が分かるまで、長時間費やしました・・
尚、ここにガッキー演じる白石Drを乗せたかったのですが・・断念しました・・

  以上です。

当初は白い機体に赤いラインを入れるだけだから簡単・・などと高をくくっていましたが
実際にやってみると、ライン合わせが難しく、何度もやり直す始末・・
でも、根気さえあれば、何とかなります
コードブルーが好きな皆さん
これを機にrepaintを始めてはいかがでしょうか?

使用した機体 :Nemeth designs MD902 (残念ながら現在フリーのものはなく、有料($32)です)
        

ご注意:本repaintは本稿の為に小サイトで作成したものです。
     Doctor Heliのロゴ等につきましては版権があり、配布物に使用することは問題があります
     もし、本Repaintに興味を持たれ、データ配布を希望されても、対応いたしかねますので、
     お問合せはご遠慮下さいますよう、お願いいたします


(注:個人のブログでドクターヘリのRepaintを掲載されている方もいらっしゃいます。
    こちらの出来も素晴らしいもので、その作者達に敬意を表します)

2017/8/20



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