Mitsubishi MH2000
 三菱MH2000


写真は JA002M MH2000A
(Photo: JA002M MH2000A)

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Specification MH2000
エンジン (Engine) 三菱MG5-100
 (800shp)×2
全長 (Length) 14.0m
機体重量 (Weight)
 (Empty / Gross)
2,500kg / 4,500kg
搭載量 (Useful load) 1,970kg
速度(最高 / 巡航)
 (Max / Cruising)
280km/h / 250km/h
ホバリング限界高度
 (HIGE / OGE)
2,700m / -
上昇限度
 (Service ceiling)
  
航続距離 (Max range) 700km

乗員/乗客数
 (Crew/Passengers)

2 / 8
初飛行 (First flight) 1996
製造会社
  (Manifacturer)
三菱重工業
Mitsubishi Hevy Industry
             
 

 

解説 (Japanese text only)    

 MH2000は三菱重工業が開発した我が国としては初めての純国産民間ヘリコプター。
同社はヘリ自主開発能力を備えるため、94年から社内実験ヘリRP-1(ロータープロトタイプ1号機の意味)を製作、95年3月末までに40フライトを行い、ローター、トランスミッションなどの主要技術の見極めを完了、同年2月、幕張で行われた国際航空宇宙展にRP-1の模型を出品、この国産ヘリの開発計画は遂にベールを脱いだ。

同年4月、RP-1改め「三菱ヘリコプターMH2000」として運輸省航空局に型式証明を申請、事業化に着手。
MHは三菱ヘリコプターの略で2000は西暦2000年、21世紀にはばたくヘリという意味を込めた名称である。

96年7月29日、初号機が初飛行、同年11月には試作2号機も飛行開始、と順調なスタートを切り
97年6月型式証明を取得、同26日(木)、はじめて正式にプレス公開。
98年1月にはJAナンバー(JA001M)を取得した。

 

 

MH2000はエンジンも自主開発した4.5tクラスの多用途中型ヘリで、防災、警察、消防、企業のVIP輸送、EMSなどあらゆるユーザをターゲットにしており、価格は約4億円。10年間で100機の販売を予定している。

特徴は広いキャビンとダクテッドファンによる低騒音、
シングルエンジンでのアイドリング時は驚くほど静か。
また、エンジンをキャビン上部よりも後部へずらして配置した為、機内騒音を低く押さえることに成功している。

遊覧飛行、航空宇宙技術研究所の機体として活躍、好評を博していたが、2000年11月、試作1号機がテスト飛行中に墜落、一時は飛行継続が危ぶまれたが、テールローターの設計変更、エンジン換装、機体強度の改善などにより2002年夏、再び認可を得、より洗練された機体として甦った。

量産型はMH2000Aと呼ばれ、 キャビンの窓が大型となっており、
遊覧飛行などで活躍中。2003年4月には更に新造機が登録されている。


2003/5/24写真変更
2003/05/04加筆
2002/05/19加筆
2001/05/19加筆


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