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川崎BK117C-2が型式証明を取得!!

川崎重工が開発を進めてきた川崎BK117C-2が、3月30日、国土交通省航空局から型式証明を受領した。

 川崎BK117C-2は川崎重工がユーロコプター・ドイツ社と共同で開発を進める新型双発中型ヘリコプター。
(ユーロコプターの名称ではEC145と呼ばれる)

 昨年(2000年)3月に川崎重工岐阜工場に於いて初飛行。
同3月に開かれたTA2000(Tokyo Aerospace 2000:国際航空宇宙展)では初めて模型が公開された(上記)

 機首はEC135、胴体はBK117のような印象を受ける機体だが、キャビン容積はBK117よりも30%も大きい。
統合計器システムパネルなど最新の技術の採用、新型メインローターブレードによる低振動、低騒音などを実現している。

 同機はすでに大手運航会社等から15機を先行受注しており、本年の秋以降順次引き渡す予定という。

 詳細は下記「川崎重工リポート」参照

<新開発の川崎式BK117C-2型ヘリコプターが型式証明を取得>

コメント

 本件は情報収集が遅れ、1ヶ月遅れの掲載となってしまいました。
TA2000取材の際、同日、日本ヘリコプタ技術協会主催の「21世紀をめざす新しいヘリコプタ技術」というセミナーが開かれ、その際の「川崎BK117後継機の開発構想」と題するプレゼンがとても素晴らしかったのが印象に残っています。
開発担当者にもお話を伺いましたが、ユーロコプター側とも歩調を合わせ開発している為、情報の取り扱いについても慎重にしているとのことでした。
今回の型式証明受領により、今後は積極的な広報活動が始まると予想されます。

 現在、同社ではフライバイワイヤーや自動操縦装置などを開発、ヘリコプターの航法そのものを変える大きな技術として注目が集まっています。またドクターヘリも今後5年間で30箇所に増やされる計画。
国内製で低騒音、キャビンの広い機体となれば、ドクターヘリの機体としても注目が集まるのは必至と言えるでしょう。
今後の展開を大きな期待をもって見守りたいと思います。

以上 2001/4/29


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