川崎重工、ヘリの次世代制御システム実証飛行に成功!
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この度、川崎重工がITECと共同でヘリコプターによる次世代制御システム実証飛行に成功し この模様がNHK のニュースでとりあげられましたので、掲載致します。 このヘリコプターは国と民間のメーカーが出資する研究所が開発したもので、飛び立ったあと自動的に操縦できるシステムを備えている。 最大の特徴は着陸の際にも自動操縦が出来るという点で、着陸まで自動的に出来るシステムは他に例がないという。 試験飛行を重ねた結果、性能が確認されたとして、今日報道陣に公開された。 目的地までの航路をコンピュータに入力して飛び立つと人工衛星からの電波を受けて自らの位置を確認できる仕組み。このシステムが実用化されれば、目的地の視界が悪くても着陸できるようになり災害などの救助活動や、救急患者の搬送などに役立つものと期待される。 以上 2000/11/15 NHK7時のニュースより コメント これは川崎重工とコミューター先進技術研究所( ITEC)と共同で開発したもので、FBWとDGPSを組み合わせ、世界初の高角度進入とヘリスポットの地表面までの自動着陸能力などを飛行試験により技術実証したもの。 機体は川崎BK117(JQ0003)を使用。 FBW(Fly- By-Wire:フライバイワイヤーとはコンピュータにより飛行を制御するもので、 通常、操縦桿の動きを伝えるには油圧などが用いられるが、 これをワイヤー(電線)に変え、コンピュータ信号により動作させることから、このように呼ばれる。(機体保持をコンピュータに任せることが出来る為パイロットのワークロードが減り、さらに安全性が高まる。) このFBWにより、着陸さえも自動で行えるようになり、画面ではパイロットが手放し飛行を見せるシーンが写っていた。 川崎重工では実用化に向けて同機でさまざまな試験を繰り返してきたが、今回プレス公開されたということは更に実用化へ一歩近づいたことになる。今後の動向に注目したい。 以上がサマリ(概要)ですが16日付でプレスリリースが発行されたので詳細は下記をご覧下さい。
以上 2000/11/15 |
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