今回参加したのは14団体17機。
訓練の内、23日は集合訓練。 24日は本番というスケジュール。
あいにく23日は西から天気が崩れ、大雨の為、関西方面の機体は集合を見合わせ、関東近県及び東北方面の機体のみの参加となった。

着陸する仙台市消防局ヘリBK117B2「仙台」 (後方はレインボーブリッジ)
各機は雨の中そのまま野営となったが24日は晴天となり、早朝から他県の機体も駆けつけた。
中には夜明けと共に飛び立ち、2カ所のヘリポートに寄港し給油を受けて駆けつけた機体もあった。
当初は鳥取防災も参加の予定であったが10月初めに起きた地震の監視の為、今回は不参加となり、最終的に北は秋田県、南は岡山県(岡山市)までの計17機が参加。
集合した各機は編隊を組んで離陸。救助訓練や、空中消火訓練を披露した。
その他川崎市消防局のヘリは上空1点にピタリととどまり長時間のホバリングを続け空中 指揮にあたり、消防庁のシュペルピューマも先遣隊の派遣、監視につとめた。
いざとなれば全国各地から集合、救助や消火に当たる・・・
この訓練には来賓である皇太子殿下をはじめ多くの政府関係者、一般市民などが視察、その様子を見守ったが、 その目には燃えさかるビルの屋上にリペリング降下し逃げ遅れた人を救助したり、編隊を組み次々と空中消火してゆくヘリコプターの姿は非常に頼もしく映ったことだろう。
訓練終了後、集合した隊員達は、お互いの活動を称え、旧交を暖めると共に新装備の情報交換などにも余念がなく、各県の機体を交互に撮影したり、意見を述べ合う光景も見られた。
しかし長時間持ち場を離れる訳にはゆかぬ為、昼食もとらずすぐに自分の県へ帰投する遠方の部隊なども多く、なごやかな中にも緊張した様子をうかがうことが出来た。
また実際に緊急コールが入り、急遽山梨県防災ヘリが飛び立つなど、出動要請は確かに多い。
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