これは九州福岡県のテレビ局である、テレビ西日本(TNC)が導入したベル社の新鋭機で、名古屋の中日本航空で組み立てられ、改修を受けたのち福岡へフェリー、その後の訓練を経て、この度正式運航となったもの。
運航は西日本空輸が担当、今後は福岡空港をベースに取材活動を行う。
塗装はメタリックブルーと白のツートン、機体中央には視認性を高めるため横に黄色のラインが走り、胴体中央にはTNCの文字が描かれている。
機首下面にウルトラメディアカメラを装備、左右側面には球状アンテナが張り出すように取り付けられ、女性的な美しいラインと精悍さを併せ持つ。
愛称はAir Marine(エアー・マリン)。
TNCのHome Pageにより一般公募され、そのデザインを見た方がブルーの塗色を見て空と海をイメージし思いついたもので、エンジンカウリング前部に白抜きの文字で描かれている。

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福岡空港は騒音問題に特に厳しいところだが、 ベル427Bはハイパワーでコンパクト、低騒音、と報道機としての条件を満たしている。TNCの環境への配慮が伺われる選択である。
ベル427Bはブルーがよく似合う、またスマートな形状からイルカをも連想させる。
これから秋晴れの空を飛ぶこの美しい姿が 九州の各地で見られることだろう。
Air MarineはTNCのマスコット的存在として愛され、人気者になるに違いない。
尚、西日本空輸は日本最大のベル427Bオペレータであり、オペレーションノウハウも充分ある。
また定期点検などで飛べない時間を作らないよう、バックアップ機を常に用意するなど万全な体制を敷いている。委託側も任せて安心といったところだろう。
ベル427Bの評判については、「今まで報道機といえばAS350Bが多かったが427には違和感無くすんなりと移行出来た」とパイロットにも好評で、また今までの手持ちカメラではなく、全自動で機内から操作できるカメラを装備したこの新鋭機はカメラマンからも評判が良いという。
ベル427BBは報道機としての地位を着々と築きつつあるようだ。
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テレビ西日本のホームページの中のニュースのページに 「TNCの新型ヘリ、愛称決定!! 」と題して
機体のイラストと関連記事が載っています。
写真掲載及びリンクについてはTNC映像取材部より許可を頂きました。
(注:掲載した写真は名古屋空港で撮影されたものです。 撮影 ARIS様)
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