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沖縄総合事務局 災害情報収集に民間ヘリを活用

 

 2006年4月11日、沖縄で災害情報収集ヘリの運用開始式典が行われた。


(内閣府沖縄総合事務局が情報収集に使用するヘリコプター【再現図】



 沖縄総合事務局は、災害時の情報収集に民間ヘリコプターを活用することになり、4/11に那覇空港の西側格納庫内で運用開始式典を開いた。

 このヘリコプターはアエロスパシアルAS350B3 (JA022N)。
元国土交通省北陸地方整備局で活躍していたもので、今回沖縄で運用するにあたり、機体側面とドアには内閣府の文字とロゴが、テールブームには沖縄総合事務局の文字が入れられている。

これまで災害時には九州常駐のヘリコプターがはるばる沖縄まで飛んで来て情報収集に従事していたが、到着までに約7時間、途中2回の給油が必要など、緊急時の対策としては不十分だとして、今回の民間ヘリ活用が決まったもの。
同ヘリコプターは画像をリアルタイムで送信できる「ヘリコプター画像伝送システム」を搭載。
これは災害時に上空から被災状況を確認し、同事務局内の災害対策室だけでなく首相官邸の内閣危機管理センターに瞬時に画像情報を配信。道路の崩壊や河川の氾濫などの被害状況をいち早く知り、二次被害の防止などに役立てることが出来る。

  尚、この機体は中日本航空からのリースで、今後半年間の予定で試験運用される。


コメント

 4/13 、突然「沖縄県、防災ヘリ導入!」の第一報が飛び込んできました。
その時、我が耳を疑いました。消防防災ヘリコプターは全国に約70機、内、未配備県でいつも名前が挙がるのが沖縄県です。導入計画があれば、すぐに分かるはず。しかし今のところそんな話は全く聞いていない!
・・ということで、慌てて色々と調査したところ、上記ということが判明しました。

 結局この”70機”が増える訳ではありませんでしたが、海のイメージが強い沖縄、しかし北部には山間部も多く南北に長い島内の情報収集にヘリコプターは欠かせません。このような活用がなされることは実に理にかなったことだと思います。沖縄の今後に注目したいところです。

 さて、写真がなければ、イメージが沸かないと思い、部分的に公開された映像などから再現してみました。 白い機体なので良かったのですが、ドア側面の青い葉っぱ(?)が内閣府のロゴと気づくのに時間がかかりました。さて皆さん、実機のイメージは沸きましたか? (S)

2006年4月16日



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