当日はあいにくの雨だったが、修祓式のあとはデモフライトが行われ、多くの関係者が新しい機体の乗り心地を楽しんだ。

　この機体はベル社の輸入販売代理店である三井物産エアロスペース（株）を通じて導入、中日本航空で組立てられ、この度お披露目となったもの。
登録記号はJA35CHで、同テレビ局のチャンネルを表している。
（中京テレビはUHF放送のため2桁の「35チャンネル」が使われている。）

　 塗装はメタリックブルーに金色と赤の流れるようなラインが入り、JA35CHの登録記号も金色、と一見ビジネスヘリを思わせる。
機首下面にウルトラメディアTVカメラ、機体側面に球状アンテナを装着、 後部キャビンには様々な放送電送装備が搭載されている他、初号機に比べバーチカルフィン（垂直尾翼）が大きくなり、エキゾーストパイプ（排気管）の向きが若干上向きになるなど、各種の改良が加えられている。

　運航は中日本航空が担当。 今後は名古屋空港をベースに本格運用に入る予定。

　 尚、この機体の導入により、2001年３月末現在のベル427の在籍数は3機となった。
この内訳は下記の通り

　いずれも中日本航空で組み立てられており、同社は我が国のベル427組立に於けるリーダー的な存在となっている。 また、秋頃には４機目が報道機として某テレビ局に導入されるという情報もあり、ベル427は報道機としての地位を着実に伸ばしているといえよう。

2001/03/31

　　以上、ARIS様から頂いた写真とレポートを元に編集部で加筆させて頂きました。
　（写真の著作権はこの方にありますので、流用はご遠慮下さい。）

ARIS様、貴重な写真をお送り下さり有り難うございます。

Rotor Windでは、皆様からの情報をお待ちしております。
情報をお持ちの方は下記までメールを頂ければ幸いです。
（尚、匿名希望の場合はその旨、ご明記下さい）

rwind@sa.uno.ne.jp

2001/03/31