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海上保安庁でドクターヘリ訓練

 

 海上保安庁は11月1日、富山県富山港沖の海上にて洋上搬送訓練を行った。


 JA9930 ベル212「日本海」 巡視船「えちご」搭載機

 これは航行中の船内で病人やけが人が出たことを想定し、ヘリコプターから病院までの緊急搬送シミュレーションを目的に、富山県の海上保安部が91年から毎年行っているものだが、今回は巡視船「えちご」から医師と看護婦が同庁のヘリ、ベル212に乗り込み乗り、沿岸や病院の上空まで約20分の飛行を体験した。

以上 読売新聞より抜粋


コメント

 消防・防災ヘリに於いては民間のドクターヘリと異なり病院に常駐せず、基地から飛び立ち病院で医師を迎える、ピックアップ方式をとる。
海上保安庁の場合でも救難救助の際に医師は乗っていない。
また、ドクターヘリとは聞くが、本当に振動がないのか?、機内で処置できるのか?と疑問に思っている医師も多い。しかしヘリに搭乗しその体験をした医師は皆その疑問が氷解したと聞く。
こうした訓練を通じ、医師を搭乗させ機内での処置などを実際に体験してもらうことは非常に有意義と考える。

 海難事故に於いても船舶の座礁や転覆の他に船長や乗組員の心臓発作など、救急業務も多い。
海上保安庁のヘリに医師が乗っていれば救命率は格段に上がる。

将来、船から発進する”ドクターヘリ”は頼もしい存在になるだろう。
海上保安庁のヘリに医師が乗り込む日もそう遠いことではないかも知れない。

2000/11/5

 


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