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四国4県航空隊合同訓練レポート

 

 12月5日、徳島県阿波郡阿波町土柱にある場外離着陸場にて、四国4県航空隊合同訓練が行われました。



  この離着陸場は広い上に、散水からホイスト救助訓練まで幅広いシュミレートが可能。又、徳島県消防防災航空隊は場外への電源車を保有しているため、他県との合同訓練計画が行い易いのが特徴となっています。

  午前、9時30分頃、4県の防災ヘリが到着。最終打ち合わせ後、訓練開始。
各県共に、同じ条件での救出救助が行われ、減圧担架、サバイバースリングを使用した ホイスト救助訓練が実施されました。

 午後からは、散水訓練。ここからは特にパイロットの腕の見せ所と感じさせられるところです。
全機ともに消火バケットのみでの訓練でしたが、他に電動式のベリータンクといったものも有ります。
しかし構造のシンプルさでは消火バケットの方が信頼性が高いようですが給水後、散水位地までの移動中、特に旋回時においてバケットを機体真下から外さないことが求められる様です。また、給水時に於いても同じことが言えます。

  訓練項目は各隊、1機づつ行われ、又、他県の防災ヘリに隊員が相互に搭乗する事によりお互いに学びあえる設定となっていました。
当日は、かなり風が強く、隊員はもちろんパイロットにとっても、精密なホバ リングが求められる厳しい条件でしたが、訓練は午後2時頃まで行われ、無事に終了しました。

     参加機一覧
No. 所属 登録番号 機種 愛称
1 愛媛県消防防災航空隊 JA6679 BK117C1 えひめ21
2 香川県防災航空隊 JA6729 BK117B2 オリーブ
3 高知県消防防災航空隊 JA6759 S-76B りょうま
4 徳島県防災航空隊 JA109R BK117C1 うずしお

        上記の表の所属名をクリックすると各機のレスキューシーンが見られます。


各県の消防・防災航空隊の皆様お疲れさまでした
(写真をクリックすると大きな画像が見られます)

 印象に残ったのは、各隊の素晴らしい訓練成果を実感したのはもちろんでしたが、 徳島県以外でも、各県に一ヶ所でも良いから合同訓練が行える場所や設備を用意するべきではないかと感じました。
今後(災害等)の為にも必要性が有るのではないかと思います。


 以上、松山にお住まいのフォトグラファー、高橋 良明様より写真と原稿をお送り頂きました。
(写真の著作権はこの方にありますので、流用はご遠慮下さい。)

 高橋様は消防防災航空隊の活動を広く一般に知ってもらおうという使命感の元、四国を拠点に活発に撮影活動をされています。 フォトグラファーならではのクオリティの高い写真を是非ご覧下さい。

Rotor Windでは、皆様からの情報をお待ちしております。
情報をお持ちの方は下記までメールを頂ければ幸いです。
(尚、匿名希望の場合はその旨、ご明記下さい)

rwind@sa.uno.ne.jp

2000/12/13


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