NEWS/Information

(Japanese Text Only)

　立川防災航空祭レポート

　1999年11月21日（日）、陸上自衛隊立川駐屯地に於いて立川防災航空祭SKY RESCUE 99が行われた。
立川は消防庁や警視庁、海上保安庁などの施設があり東京都の防災拠点としての機能を持つ。
その為通常の基地祭とは異なり、防災に主眼を於いた立体的な展示が行われ見逃せない航空祭だが、今年はその他にEH101とMH2000Aの最新鋭機が地上展示され詰めかけた航空ファンを狂喜させた。

　プログラムは10：30から式典飛行が始まりOH-6,AH-1S,HU-1H,J,CH-47が編隊を組んで離陸。
これに消防、警察、海上保安庁の機体が続き一斉にフライパス。引き続きAH-1S３機による迫力あるデモ。
その後防災訓練へと続き警視庁ベル412、消防庁AS365N2かもめ、海上保安庁AS332Lスーパーピューマ、自衛隊HU-1Jによる一斉リペリング救助、CH-47Jによる緊急車両輸送、Fire Attacker（消火タンク）装備のかもめからの空中消火など、盛りだくさんの訓練が行われた。
　今年は特に相互訓練に重点が置かれ、自衛隊ヘリコプターに警視庁の隊員が負傷者を運び込むなど、相互に協力する光景も見られた。
機内に負傷者が運び込まれるや否や飛び上がるヘリコプターに見物していた付近住民からも「凄い！」、「頼もしい！」などの声が聞かれた。

地上展示機（自衛隊機を除く）は以下の通り　　　　　

JA002M	三菱MH2000A	エクセル航空
JA01MP	アグスタEH101-510	警視庁	おおぞら
JA7909	ロビンソンR44	ジー・エス・ティー
JA9341	アエロスパシアルAS350B	東邦航空	垂直カメラ装備
JA6847	アエロスパシアルAS365N2	日本トーター
JA6720	アエロスパシアル AS332L1	東京消防庁	はくちょう

　EH101は我が国最大の３発大型機で警視庁がKV107バートル「おおぞら」の後継機として使用。
航空雑誌などには紹介されながらもなかなか目にする機会がなく、今回の展示は一般への実質的なお披露目とも言える。

　MH2000Aは我が国初めての純国産民間ヘリコプター。
出展はエクセル航空で、今年11月からヘリコプターナイトクルージングに投入された新鋭機である。
広い視界と静かな機内が特徴でクリスマスイブのナイトフライトはカップルの予約で一杯という。
青と白の塗装が美しく、機体の前はいつも人だかりがしていた。

上記　EH101とMH2000Aの画像を見る（←クリックすると画像が見られます）

お断り：
　EH101については以前から様々な情報を入手しておりましたが、本機は警視庁の機体であり保安上他の理由から特に扱いを慎重にして参りました。

　この度、今回一般公開されたことを実質上の報道解禁ととらえ、写真を掲載致しました。

Back

News/Info