2002年3月4日、愛知県東加茂郡下山村で乗用車とトラックの正面衝突事故が発生。

まず足助消防から愛知ドクターヘリに要請があり、出動。
その後、現場に向かう上空で「重症患者が複数名発生した」との無線連絡を受信。
急遽、愛知ドクターヘリの搭乗ドクターから浜松ドクターヘリへ応援要請が行われた。

愛知ドクターヘリが先に現場に到着し、直近の休耕田に着陸。
先に車内から救出された患者を岡崎市民病院へ搬送。

一方、要請を受けた浜松ドクターヘリも現場へ急行。
愛知ドクターヘリが離陸する５分前に同じく直近の休耕田に着陸。
車内から救出された患者を足助病院へ搬送した。

　 以上、２機のドクターヘリが同じ救急現場に出動するという、画期的な事例であった。
今までこのような事例はなく、今後のドクターヘリの相互協力、複数運用など、貴重な参考例となろう。

今回活躍した機体は以下の通り： いずれも中日本航空が運航。

　尚、1月1日の本運航から2ヶ月で、愛知ドクターヘリの出動件数は22件となり 、着実に認知されつつある。

2002/03/09

　　以上、ARIS様から頂いた写真とレポートを元に編集部で加筆させて頂きました。
　（写真の著作権はこの方にありますので、流用はご遠慮下さい。）

ARIS様、貴重な写真をお送り下さり有り難うございます。

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