Rotor Wind Special doctorheli-JA114D

　中日本航空（株）が5機目のドクターヘリを導入した。

JA115D　EC135P2　ドクターヘリ（撮影ARIS様)

　この機体はユーロコプターEC135P2。
登録記号はJA115Dで、中日本航空としてはJA111D,112D,113D,114Dに続き、5機目のドクターヘリで、
EC135としては4機目となる。

修祓式は1月末に終了、これからの活躍が期待される。

2003/04/06

JA115D　EC135P2　スキッド後端に注目（撮影ARIS様)

続報　JA115Dは現在、浜松で活躍中。

JA115Dは安全面の向上として、下記の装備が新たに加わっている。
・ワイヤカッター（上下面）
・ＴＣＡＤ
・夜間後部を照らすテルテールライト
　（ホリゾンタルスタビライザーに装備（ドクターヘリとしては初））
・セットリングプロテクタ（沈み込み防止）をスキッドに装備（写真参照）
　（軟弱な場所への着陸を考慮したもので、国内のEC135としては初）

またJA114Dと同様にP2型で、CAT Aスイッチを装備している。
これはボタンを押すことでロータ回転数が増加して、離陸時のマージンが増えるもので、厳しい場所での離着陸を要求されるドクターヘリにとって、非常に有効なものであり、これによりパイロットのワークロードが減少している。

　尚、同社では機種が統一されることになり、1号機のJA111DアグスタA109K2はドクターヘリの任を解かれ、今後はJA112D～115DでのEC135×4機体制で運航される。

2003/04/13

　　以上、ARIS様から頂いた写真とレポートを元に編集部で一部加筆させて頂きました。
　（写真の著作権はこの方にありますので、流用はご遠慮下さい。）

ARIS様、貴重な写真をお送り下さり有り難うございました。

(Japanese Text Only)