日本航空医療学会、ドクターヘリ講習会実施
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先日、NHKニュースでドクターヘリ講習会の模様が放映されたので下記に紹介する。 |
ドクターヘリを学ぶ講習会が東京で開かれた。 < 川崎医科大学の小濱啓次教授の話> ドクターヘリは今年度からは全国の6つの医療機関で運用が行われることになっている。 以上、2001/4/11 NHK、夜のニュースより |
コメント この講習会は東京ヘリポートの朝日航洋ハンガー内にEC135(中日本航空)、MD902(朝日航洋)、川崎BK117 (カワサキヘリコプタシステム)の3機を並べて行われた。 4月1日から岡山の川崎医大は本格運航になっており現在はカワサキヘリコプ タシステムが運航、浜松の聖隷三方原病院も4月1日から引き続き運航をしており、こちらは朝日航洋が運航を担当している。 しかしその他に関してはこのニュースにもあるように、まだ「どこが」という決定情報は聞こえてこない。 ヘリポートを整備してドクターヘリ導入を積極的に進める病院もあれば、東
海大学病院のように2001年度は見送り、2002年度に事業化を計画しているが予 定は未定など、県の予算がつかず断念する病院もある。また4月から開始はし
ても半年後は未定という病院もあるなど、残念ながら明るい話題ばかりではない。 このような厳しい情勢の中、ドクターヘリに対する正しい知識の伝授や未 導入医療機関へのアピールの為にもこのような活動は不可欠であり、まさにタイムリーな企画であると言えよう。
さて、今回の運航会社は業界では先行三社と呼ばれている。 事業に参画する業者が増えたことをうけ、一部には、事業に乗り遅れまい、機 体を導入すれば(すぐ事業に結びつく)、という安易な考えがあるのでは?と
指摘する声もあり、懸念していたが、この会社は「将来を見据えた地盤作りを確実に行う」というしっかりした考えを持っており、安心すると共に頼もしく感じた。 関係者も説くように、ドクターヘリ事業は決して安易な気持ちで始められるものではない。 2001/04/14 |
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