広島ヘリポート祭り開催!


 2016年10月10日(月)体育の日、広島県広島市の広島ヘリポートに於いて「広島ヘリポート祭り」が行われた。


手前 広島県警察航空隊 A109E みやじま2号  /  奥 海上保安庁 AW139 せとわし



 広島ヘリポートは広島市観音にある公共ヘリポート。
元広島空港で新広島空港開港以降、西広島飛行場として運用が始まったが、2013年に広島ヘリポートとして生まれ変わった。

今回のイベントは空の日の一環として行われるもので、ヘリポートとなってからは初めての開催である。

当日は快晴で航空イベント日和、地元の家族連れなどが多く参加しイベントを楽しんだ。

展示機は広島県警航空隊、広島市消防航空隊、ドクターヘリ等の常駐機で、その他、広島県防災ヘリコプターと海上保安庁(第六管区所属)のヘリコプターが広島空港から飛来し展示された。

展示については、エプロンに入って実際に機体を真近で見ることのできる「内覧会」という時間が設けられ、家族連れがキャビン内を観察したり、機体の前で写真を撮ったりしていた。

また地上展示だけではなくデモフライトもあり、県警、消防の機体がフライトを見せた。遊覧も実施され、民間会社のAS355が離着陸を繰り返し、更にドクターヘリに出動命令が下り実際に緊急離陸するハプニングもあり、航空ファンを楽しませた。



着陸する広島防災航空隊 AW139 メイプル



着陸する海上保安庁 AW139 せとわし




フライトデモを見せる広島県警航空隊 AW109E みやじま2号




救難デモを見せる広島市消防航空隊 AS365N3 ひろしま
 



遊覧飛行を実施する中日本航空 AS350B3



出動要請が下り緊急離陸するドクターヘリ 


 今回特筆すべきは、上述した「内覧会」。
エプロン手前にはロープがあるが撮影には支障のない腰より下の低い位置に張られている。
このロープを「内覧会」になると係員が外し、エプロンの中に入れてくれるという仕組み。1回30分で3回実施された。

非常にシンプルなのだが、これにより「機体に出来るだけ近寄りたい一般人」と「出来れば観客の入らない機体を撮影したい航空ファン」この相反する双方の欲求を、「時間を区切る」ことでこのどちらもが楽しむことができる。
これはとてもいいアイデアであると感じた。是非、他のイベントでも参考にしてもらいたいと切に願う次第である。

                                                           2016/12/10 初稿




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