「平成26年度 岩国航空基地祭」開催  (その1 地上展示)


 CH-101 南極観測船しらせ搭載ヘリコプター

 2014年9月14日(日)、山口県岩国市の海上自衛隊岩国航空基地に於いて恒例の「岩国航空基地祭」が行われた。

岩国基地祭というと米軍岩国基地のフレンドシップデーを思い浮かべるが、こちらは海上自衛隊が行うイベントで、前者に比べ規模は小さいものの、ここでしか見られない機体が展示される等ヘリコプターファンにとっては見逃せないイベントとなっている。

当日は、ここの所属である最新鋭大型掃海・輸送ヘリコプターMCH-101、南極観測船しらせの搭載ヘリコプターであるCH-101が展示され、米軍からは岩国基地所属のF/A-18戦闘機、KC-130空中給油機が展示された他、外来機としては航空自衛隊からF-15戦闘機、海上自衛隊からは厚木航空基地より参加した哨戒機のP-1が初展示された。

また飛行展示は、UP-3D×2機とU-36A×2機が華麗なフライトを披露、体験搭乗飛行にはUS-2×2機とMH-53E掃海ヘリコプター×1機が使用され、各3回ずつ実施された。

その他、格納庫では音楽イベントなども行われ、秋空の下、約1万人の観客がイベントを楽しんだ。


会場には下記の機体が展示された。

海上自衛隊

CH-101 南極観測船しらせ搭載ヘリコプター


MCH-101 掃海・輸送ヘリコプター

今回はCH-101とMCH-101の両機が展示された。

岩国航空祭と米軍岩国フレンドシップデーに於いてはどちらか片方という展示が多く、昨年(2013年)もCH-101がちょうど洋上訓練中で岩国におらず、航空祭の参加は叶わなかった。
今回CH-101は、メインテナンス先の岐阜からちょうど1週間前に帰ってきたばかりとのことで、両機の展示が実現した。



MCH-101 掃海・輸送ヘリコプター


P-1哨戒機

P-3Cの後継機として国産開発された哨戒機P-1

岩国には訓練で飛来することはあるが、航空祭での展示は初めて。
神奈川県の厚木基地から参加、岩国までの所要時間をきいたところ約3時間とのことだった。

余談だが、2010年の米軍厚木基地祭で掲載した際は開発中でP-Xと呼称していたが、現在はXがとれてP-1となり、7号機まである。



US-1 救難飛行艇


P-3C 対潜哨戒機

航空自衛隊

F-15 戦闘機  築城基地(福岡)より参加


米軍 海兵隊

KC-130J 空中給油機

ロングセラーのターボプロップ輸送機 ハーキュリーズの最新型 スーパーハーキュリーズ C-130Jの空中給油機型で、6枚のブレードを持ち、計器もグラスコクピット化されている。

先月(2014年8月)末に沖縄普天間基地から移転してきた部隊の機体で、米軍ファンにとっては今回の目玉とも言える。機内を公開したが、長蛇の列が出来、短時間で内部公開が締め切りとなる人気ぶりであった。



F/A-18 戦闘機

以上、当日は快晴、時折涼しい風が吹き、日向は暑く、日陰は寒い・・というような秋の気配が感じられる一日であった。
また連休の中日(なかび)とあって多くの家族連れがつめかけ、岩国駅から基地までのバスは1時間待ちという大人気であった。
2014/09/18 初稿
2014/10/10 追記

その2 飛行展示へ


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