手前からAS365N2(STV取材機)、(HTB取材機)、セスナ560ウルトラ(読売新聞)
管制塔の向こうに見える建物は、札幌コミュニティドーム”つどーむ”

 ・・ロック岩崎のピッツが青空に見事な軌跡を描き、ビジネスジェットの華麗な編隊が目の前をパス、F16が爆音を響かせ、大空へ駆け上がる・・

  2004年9月12日(日)、第23回航空ページェントが、札幌・丘珠飛行場で行われた。

同ページェントは北海道航空協会が主催するイベントで、隔年(2年に1度)開催、民間に加え米軍も参加、民間イベントとしては道内一の規模を誇る。
当日は快晴で、絶好のフライト日和。 開場前から多くの航空ファン、家族連れがつめかけ、午前中は約2万5千人、最終的には過去最高の6万人を記録した。

 ヘリコプターに目を向けると
エプロンにTV局や新聞社等の各報道機が展示されたが、なかなか一同に会したものを見られる機会は少ないため、カラフルな機体がズラリと並ぶさまは壮観であった。 中でも北海道新聞社のEC135は前回のページェント後に新たに導入されたもので、展示は今回が初、この機体目当てに来道したファンも居るほど。

企業からはアビア航空のシュワイザー333、二光産業のAS350B等が花を添えたが、特に後者は変わった塗装で、全面ラメ入りのメタリックパープル、左側面には家族5人の似顔絵、右側面にはミッキーマウス等が描かれ、ヘリコプターファンだけでなく一般の家族連れからも注目を集めていた。


EC135T2 北海道新聞社
     
ベル430 HBC取材機
     
AS350B 二光産業
シュワイザー333 アビア航空

 また、官公庁の機体としては北海道警察のベル412が展示された他、函館からは海上保安庁のS-76C「くまたか」が飛来、その後地上展示となった。
また海上自衛隊からはグレーを基調とした新塗装のSH-60Jが参加。地上展示後は離陸し、大湊から来た2機と合流、編隊飛行を見せた。
更に米軍からはSH-60Fが参加、各種装備を機体前に広げ、盛んにアピールしていた。

 (ヘリの)展示飛行はOH-1ニンジャのみ。
華麗な飛行を見せたが、午後からは風が強まり、お得意の手放しホバリングを見ることは出来なかった。

  今回、特に印象に残ったのは、空の青さとその透明度の高さである。
アクロバットの機体が高空へ上がっても見失うことがない。スモークも良く映え、クッキリと残る。
さすが北海道だと感心した。

今回はブルーインパルスは不参加、また米空軍サンダーバーズの予定とも合わなかったが、もし実施されていたら、おそらく倍の観客動員数になったのではないかと思う。
さて、次回はどんなページェントになるのか?今から2年後が楽しみである。

尚、イベントの詳細は「航空ページェント公式サイト」に掲載されています。是非ご覧下さい。
(ページェントのロゴは同サイトのものを使用させて頂きました)

2004/09/23




コメント

 いつもは回転翼ばかり取材していますが、今回は固定翼の素晴らしさを見直しました。
ピッツの素晴らしい演技に感動し目がウルウル、ローパスするビジネスジェットの華麗さに魅了されました。

  そしてもう一つ、今回印象に残ったのは北海道の方のマナーの良さでした。
撮影しているときには、カメラの前に入らないようにしたり、頭を低くしてくれたり、とても気持ちの良い対応でした。北海道の広い大地に育ったゆとりでしょうか?ぜひこんな行動を心がけたいものです。

 また、この大規模なページェント開催にあたり、各スタッフのご苦労にははかり知れないものがあります。
テロに関する警戒に加え、数日前に通過した台風18号の影響等々、北海道航空協会の方々をはじめ、早朝から機体の搬送などを担当した自衛隊の方々、前日から泊り込みの管制官など、多くの努力により、ページェントが支えられていることを我々は忘れてはなりません。スタッフの皆様、本当にご苦労様でした。

尚、今回は速報としてデジカメ撮影のスナップを掲載しました。写真は順次追加予定です。 ご期待ください。



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