K2、静浜に舞う!〜静浜航空祭レポート〜Part 2  

 


観客の目の前を高速でフライパスするK2

  2002年5月26日(日)静岡県の航空自衛隊静浜基地で航空祭が行われた。

 (Part 1より続く)・・以上がK2のフライトである。

 その他会場に目を向けると、CH-47,OH-6,UH-60,SH-60,AH-1Sなど自衛隊機が展示されたが、残念ながらフライトはなかった。

 また、もう1機、展示ではないが、メタリックピンクのアエロスパシアルAS350B3が目を引いた。
登録番号はJA00AR。窓下にはAir Rock Formation2002と描かれており、エアーロック関連の機体だということが分かる。人員輸送や資材運搬など、サポートに使われるのだろうか。会場の端で静浜名物T-3ジュニア(T-3を模したバイク、編隊を組んで会場を所狭しと走り回る)と共に羽を休めていた。


(JA00AR アエロスパシアルAS350B3 手前はT-3ジュニア)

 このエアーロックだが、2機フォーメーションによるアクロバットは日本初、2機同時のハンマーヘッドをはじめキレのいい演技を見せた
ナイフエッジ、ハートループなどで観客を魅了、スピン降下では「まだやるのか?」と思うほどの回数で、記録を更新。最後は着陸後タキシング中に突然スピンさせ、スモークを観客にサービス。
ロック岩崎氏はスモークの白煙が晴れ、機体から出ると両腕を上げ、ガッツポーズ。
本人も納得の完璧な演技で、満面の笑みを浮かべながら一人一人に「有難う」、「有難う」と握手を交わす。
筆者も恩恵にあずかったが、元最強のイーグルドライバーの手は力強く、熱かった・・。


(観客の声援に手を振って応えるロック岩崎氏

 さて、話が前後するが、午前中は教官によるT3の編隊飛行などが行われ、その後エアーロック。
午後になりK2のあとは岐阜から飛来したF-2支援戦闘機のデモが行われた。
アフターバーナー全開のフライトは、バリバリという雷のような腹に響く爆音で、迫力満点。
垂直上昇でマニアが歓声を上げる中、乳母車に乗った赤ちゃんが泣き出す一幕も・・

フィナーレはお待ちかね、浜松からのブルーインパルスで、綺麗なダイヤモンド編隊を組んで飛来、華麗な演技を披露した。

 会場は終日逆光だがランウェイをはさんで反対側の駐車場は順光で、ここに多くの家族連れやファンが集まっている。 更に会場はもとより、柵外や周辺道路から、小高い丘の上でテントを張って観賞、あるいは自宅の屋根に登って観賞する人々、など、みな空を見上げ、ブルーインパルスの演技に見入っていた。

・・「静浜の人は皆、空が好き」・・そんな印象を受けたのは筆者だけだろうか・・。

2002/06/09



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