空の日 羽田旧整備場地区で航空機展示会実施



(アエロスパシアルAS332L1 スーパーピューマ 海上保安庁 「わかわし2号」)

2007年9月9日(日)、羽田旧整備場地区で航空機展示会が行われた。

 これは9月20日の「空の日」にちなみ毎年この時期に行われるもので、航空局飛行検査機や海上保安庁・新聞社等の航空機が展示される。

 東京は9月に入って曇天が続き涼しくなり9月9日は予報では曇りだったが、当日は“また夏が戻ってきた“ような快晴に恵まれ、32度の猛暑となった。開場は10:00だが1時間前から飛行機ファンが長い列を作り、また家族連れも大勢つめかけるという賑わいであった。




( YS-11 航空局飛行検査機
 (退役機))

 展示は航空局(JCAB)の機体がメインで、ガルフストリームやサーブ2000、退役したYS-11等、エプロンに所狭しと並べられた固定翼機は壮観である。
ヘリコプターの展示は、海上保安庁のAS332L1機だけだったが、それでもバックに新聞社のヘリコプターが見られるなど、ヘリコプターファンにとっても楽しめるイベントであった。中でも海上保安庁は非常にサービスがよく、AS332L1「わかわし2号」の機内を公開。TV・映画「海猿」で一躍有名になった海上保安庁。その機体の内部が見られるとあって観客の長蛇の列が出来た。



 また、茨城県の那珂湊(なかみなと)で船舶の転覆事故が発生、アクチュアル(出動)というハプニングがあり、ハンガーでスタンバイしていたもう1機のAS332L1「わかわし1号が」潜水士を乗せ、轟音と共にTake-off。しかし離陸まもなく出動要請キャンセルの報が入り、すぐにUターンして基地へ帰投。迫力の緊急出動と離着陸シーンをま近かで見ることが出来た。中でも喜んだのは「海猿」ファンの女性たち、そのめったに会えない憧れの人“本物の特殊救難隊の潜水士“をま近かで見られたとあって、興奮冷めやらぬ様子であった。

 新聞社の機体については昨年は毎日新聞社のEC135「レインボー」が1機だけ展示されたが、今回はゼロ。
但し展示ではなかったものの、各新聞社前のエプロンにはフジテレビのセスナサイテーション「オーロラ」(固定翼機)とEC155B「News Bee」が並び、10時過ぎには読売新聞社のAS365N3「シリウス」が離陸、また昼近くには産経新聞社のEC135がハンガーから出てきてエンジンを回すなど、普段見られないシーンを見ることが出来た。



( アエロスパシアルAS365N3 読売新聞社「シリウス」 )



(左:ユーロコプターEC155B フジTV「News Bee」
  右:セスナサイテーション 産経新聞「オーロラ」 )

 新聞社の機体はカラフルである。遠くの方にブルーのEC155B、ピンク色の「オーロラ」が並んでいる光景を見た女性客からは「何だろうアレ?キレイ、ちっちゃーい。カーワイイ!」など、声が上がり、はしゃぐ姿も見られた。

 JCABのカラーは白地にグレーと非常にシックである。確かに上品で良いのだがここに新聞社のカラフルな機体を並べればちょっとしたアクセントになるかも知れない。
来年は是非、各新聞社のヘリコプターをズラリと並べてほしいものである。

2007/09/15



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