立川防災航空祭 SKY RESCUE 2002



地上展示された陸自観測ヘリ 川崎OH-1

 2002年11月17日(日)、陸上自衛隊立川駐屯地に於いて立川防災航空祭SKY RESCUE 2002が行われた。

 立川は消防庁や警視庁、海上保安庁などの施設があり東京都の防災拠点としての機能を持つ。
その為通常の基地祭とは異なり、防災に主眼を於いた立体的な展示が行われ見逃せない航空祭である。
昨年は米国同時多発テロの影響で中止となった為、今年に期待が掛かっていたが、当日はあいにく曇天、気温も10度程度しか上がらず寒かったが、それでも2年ぶりの開催とあって、多くの航空ファンが詰めかけた。

 プログラムは11:00頃から式典飛行が始まりOH-1、OH-6,AH-1S,UH-1H,J,UH-60JA、CH-47の約40機が編隊を組んで離陸。これに消防、警察、海上保安庁の機体が続き一斉にフライパスした。編隊の帰投後はAH-1S×3機による迫力あるデモ。更にはOH-1が持ち前の高機動性を発揮、華麗なフライトを見せた。

 その後、災害救助活動展示へと続き、自衛隊UH-1J、警視庁ベル412による救助隊員のリペリング降下。
消防庁AS365N、海上保安庁AS332Lシュペルピューマ、UH-60JAによるホイストを用いた一斉救助、CH-47Jによる55名の要員派遣、空挺降下、 FireAttacker(消火タンク)装備のAS365Nからの空中消火など、盛りだくさんの訓練が行われた。

 展示機に目を向けると、警視庁のEH101や消防庁のAS332L等の常連に加え、今年は青と黄色の斬新な塗装のベル206Bが加わり、マニアの注目を集めていた。

 そして、嬉しい話題があった。MH2000Aの復活である。
同機は2000年11月の事故により飛行を停止していたが、厳しい試験を経て、再び耐空証明を取得、飛行再開となった。これから遊覧飛行に使用されると思われる。

 その他、ハンガーでは各社のブースが設けられ 川崎重工では川崎OH-1、川崎BK117C-2、EH101が、
富士重工ではベルUH-1、AH-64アパッチなどが紹介されていた。
また、石川島播磨重工では日本初のジェットエンジン「ネ20」が展示され、注目を集めていた。


JA6113 ベル206B
JA01CG R44
出展機一覧
No 登録番号 機種 所属 コメント
 1
JA6113
B206B 個人所有  
 2
JA01CG
R44 ジー・エス・ティー  
 3
JA002M
MH2000A エクセル航空 復活!
 4
JA01MP
EH101-510 警視庁  
 5
JA9676
AS332L1 消防庁 ゆりかもめ ガンノズル搭載
 6
JA6805
AS332L1 海上保安庁 わかわし
 7
 
OH-1 陸上自衛隊 明野より
 8
 
UH-60J 海上自衛隊 下総基地教育航空郡所属救難ヘリ
 9
 
UH-60JA 陸上自衛隊  
10
  CH-47J 陸上自衛隊  
11
  OH-6 陸上自衛隊  
12
 
UH-60 米空軍 キャンプ座間第78航空大隊

コメント

 さて、立川と言えば、とにかく歩くというイメージがあります。
以前は中央線立川駅を降りたら商店街を抜け、駐屯地までテクテクあるくというのが普通でした。 、

ところが今年は駅周辺が整備され、連絡バスが運航、しかも帰りは基地内からバスで立川駅まで帰れるなど、利便性も向上、これは嬉しいことです。(若いとは言い難いカメラマンにとっては・・?)

 今年は青空でなかったのが残念ですが、基地内の樹木には紅葉も見られ、東京都とは思えないのどかさもあります。ここは家族連れで秋の一日を過ごすには絶好の場所かも知れません。
来年は更なる航空ファンが訪れることでしょう。

以上 2002/11/24



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