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平成15年度防災訓練、各地で実施!

 

2003年9月1日、防災の日、全国で防災訓練が行われた。


埼玉県防災ヘリコプターAS365N3「あらかわ2」



 関東ではマグニチュード7.1の直下型地震発生を想定し、第24回8都県市合同防災訓練が行われた。
メイン会場となる埼玉県入間市の「彩の森入間公園」では、消防、警察、自衛隊など350団体、延べ1万2千人が参加、訓練はメイン会場の他、入間市駅や市街地、入間基地の3会場を連携して行われ、救助、避難、搬送など78の訓練に防災関係車両約300台、航空機・ヘリコプター24機が出動した。
また、隣接する航空自衛隊入間基地内では北海道をはじめ全国からの救援物資の受け入れ、被災地の重症患者をヘリコプターで東京、神奈川、千葉の医療機関に輸送する広域応援訓練も行われるなど、空陸一体となった大掛かりな訓練が行われた。  

 一方、静岡県では東海地震を想定した総合防災訓練が菊川町をメイン会場に68市町村の約73万人が参加して行われたが、今回は広域応援訓練の一環として静岡空港建設地に於いて、重症患者をヘリコプターで県外の病院へ搬送するという初めての訓練が行われた。
これは災害時には、県内の医療機関も被災して活動できないことが予想され、重症患者を県外の病院に運ぶよう、県医療救護計画が改定されたことを受けてのものである。
臨時ヘリポートには県内各地からの患者を乗せた防災ヘリやドクターヘリが次々に着陸、医師達は「トリアージュ」により患者の治療優先度を確認、呼吸や意識の状態を調べ、外傷などを手早く診察。被災していない首都圏などに運ぶ訓練を行った。

 また山梨県では、今年初めて県警本部の事件対策室が被災して機能不全になったと想定。
被災地の上空のヘリコプターからの画像も受信できる災害警備本部が県警察学校体育館に設置された。
小学校を会場とした合同訓練では、上空を旋回する山梨県防災ヘリS-76B「あかふじ」に対し、地上の児童や教諭が旗や身振りをなどを使い、SOS信号を発信。「あかふじ」がその状況を映像で災害警備本部に送信するという初の情報収集伝達訓練も行われた。

 その他各地で消防・防災ヘリコプター等が負傷者の搬送訓練、消火訓練などに活躍した。

以上 2003/9/3 参考:各新聞記事

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