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津波被災者捜索へ、消防ヘリ部隊、タイへ出発

 

国際緊急援助隊・ヘリ部隊本体がタイへ派遣される。


2機での救援物資輸送(イメージ)


 インドネシア・スマトラ島沖で起きた地震による津波被害の救助に当たるため、東京消防庁と大阪市消防局に所属するヘリコプターの整備士、パイロット等27名が国際緊急援助隊のヘリ部隊本隊としてタイ・プーケット島に派遣されることになった。

 これはタイ政府からの要請を受けたもので、 既に現地に入っている救助隊員と合流、空から行方不明者等の捜索や救助活動、医薬品など物資輸送の任務に当たる。

  ヘリ部隊は特に孤立地域の活動に実績があり、その成果は新潟での地震や豪雨災害の際にも実証されているが、今回、現地には数多くの孤立地帯があり、その活動が期待されている。

  隊員は2004年12月31日の夜にプーケット島に到着する他、消防ヘリコプター2機(消防庁と大阪市消防局から各1機)も2005年1月1日に大型貨物機で現地へ空輸される。

2005/01/01


< 補足 >

 派遣されるヘリコプターは
東京消防庁から JA119A アエロスパシアルAS365N2「ちどり」、
大阪市消防局からJA6700 アエロスパシアルAS365N2「なにわ」(写真下)の2機。

メインローターブレードを外された状態で、成田でロシアの大型貨物機アントノフに積み込まれ、1月1日、プーケットへ空輸された。
尚、海外への消防ヘリコプターの派遣はバングラディッシュ等、平成3年と9年に続き3回目となる。

2005/01/02


大阪市消防局のJA6700「なにわ」


< 続報 >

 派遣された2機のヘリコプターは無事タイへ到着。
1月2日よりタイ南部のプーケット島周辺で活動を開始した。
1月3日はプーケットの救援センタから被災地へ医師を搬送、また離島に食料や医薬品などの救援物資を運ぶなど被災者への本格的な支援にあたった。
中にはヘリポートがなく着陸できない離島もあり、上空から救援物資を投下したという。
2機のヘリコプターは今後、行方不明者の捜索なども行うことにしている。

2005/01/03

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