03系(03808) 52S
東急東横線 自由が丘〜都立大学 2005年3月6日撮影

03系(03821) 64S
東急東横線 自由が丘〜都立大学 2005年7月3日撮影

03系(03101) 65S
東急東横線 新丸子
営団時代の姿

03系(第1編成) 26S 普通
東武伊勢崎線(スカイツリーライン) 西新井 2016年4月16日撮影

1.概要
 1988年(昭和63年)に日比谷線増発用として登場した車両です。後の増備で3000系の置き換えを行っています。

2.車体構造
 車体は18mのアルミ製車体で片側に両開き扉が3カ所あります。
 第9〜28編成は、1,2,7,8号車が5扉車となっています。
 各扉は3000系より100mm幅広い1,400mmとなっています。
 貫通扉は800mmとなっていますが、6次車からはバリアフリーの観点から900mmに変更されました。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 5次車からは1編成あたり2カ所車椅子スペースが設けられました。

4.主な機器
 制御装置は第1〜25編成が高周波分巻方式のチョッパ制御で、第26〜42編成はIGBT-VVVFが採用されてます。
 主電動機は第1〜25編成が直流分巻電動機(160kW)で、第26〜42編成はかご形三相誘導電動機(190kW)が採用されてます。
 台車は第1〜25編成がSUミンデン式ボルスタレス台車で、第26〜42編成はモノリンク式ボルスタレス台車が採用されてます。

5.主な履歴
 1990年(平成2年)に製造された3次車の第9編成から編成の一部に5扉車が組み込まれました。
 1992年(平成6年)より5次車の26編成を皮切りに制御装置がIGBT-VVVFインバーターになりました。
 1994年(平成6年)に42編成全て出そろい、3000系の置き換えが完了しました。
 2000年(平成12年)3月8日に列車脱線事故を起こし、一部の車両が廃車されました。
 2001年(平成13年)9月に上記の事故の代替車が製造されました。
 2012年(平成24年)よりB修工事で第1〜8編成まで制御装置をIGBT-VVVFインバーター制御に換装されました。
 2017年(平成29年)より13000系投入に伴い、廃車が始まりました。
 2019年(平成31年)に熊本電鉄へ譲渡されました。
 2020年(令和2年)に北陸鉄道と、長野電鉄へ譲渡されました。

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