1000系(第7編成) 05運用 普通
銀座線 渋谷 2014年2月20日撮影

1000系(第4編成) 55運用 普通
銀座線 渋谷 2014年2月20日撮影

1.概要
 2011年(平成23年)に01系の置き換え車両として製造された銀座線の通勤車両です。
 編成は下記の通りです。
←渋谷方
 1100(CM1)-1200(M1)-1300(M1')-1400(M2)-1500(M1)-1000(CM2)
 CM:制御電動車、M:電動車

2.車体構造
 車体は16mアルミ製車体で、片側に両開き式扉が3カ所設けられています。
 車体幅は2,550mmとなっています。
 先頭部は向かって左側に貫通扉が設けられています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 車椅子スペースは両側の先頭車端部に設けられています。
 旅客案内表示器に各乗降扉上部に17インチのLCDを2画面配置されました。(後に3画面に改造)
 室内灯にはLEDが採用されました。

4.主な機器類
 主電動機の制御方式は、IGBT-VVVFインバーター方式(2レベル)が採用されました。素子については1〜2次車がSi-IGBT、3次車以降はSi-IGBTとSiC-SBTのハイブリット素子が採用されてます。。
 主電動機は、永久磁石同期電動機(PSPM,120kW)が採用されました。
 駆動方式はWNドライブが採用されました。
 台車は、ボルスタ付きモノリンク式片軸操舵台車が採用されました。
 制動方式は回生ブレーキ併用ATC連動電気指令式空気ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 2011年(平成23年)に1次車第1編成が製造され、各種試験の後、2012年(平成24年)4月11日より運用開始されました。
 2013年(平成25年)から2次車の第2〜20編成が製造されました。補助電源装置に世界で初めてSiC(炭素ケイ素)素子が採用されました。
 2013年(平成25年)10月12日に鉄道友の会よりブルーリボン賞が授与されました。
 2015年(平成27年)から3次車の第21〜38編成が製造されました。制御素子にハイブリットSiC素子が採用され、主電動機はフレームレス構造が採用されました。ブレーキ装置には耐雪ブレーキが搭載されてます。第34編成以降の車内LCDは、各乗降扉上部に3画面となりました。
 2016年(平成28年)から第34編成以前の車両についても、乗降扉上部のLCDが3画面に改造されました。
 2016年(平成28年)に製造された第39〜40編成の2編成については、特別仕様車として外観、内装ともにレトロ調に仕上げられています。外観はシルヘッター風のラッピングが採用され、前照灯は1灯式タイプに変更され、尾灯はカンテラ風の形に変更されています。内装は木目調の化粧板と緑色のシートもケットが採用されてます。室内灯は色調を電球色にし、ポイント通過時には室内灯消灯と予備灯が点灯が行われる昔ながらの演出が行われます。

←戻る TOP 掲示板