16000系(第29編成) 45E運用 普通
常磐緩行線 北松戸 2017年1月2日撮影

16000系(第18編成) 37S運用 急行
小田急小田原線 喜多見 2017年1月3日撮影

1.概要
 2010年(平成22年)に6000系の置き換え車両として製造された千代田線の通勤車両です。
 編成は下記の通りです。
←代々木上原方
 16100(CT1)-16200(M')-16300(T)-16400(M)-16500(Tc1)-16600(Tc2)-16700(M)-16800(T')-16900(M')-16000(CT2)
 CT:制御付随車、M:電動車、T:付随車、Tc:付随車(簡易運転台付き)

2.車体構造
 車体は20mアルミ製車体で、片側に両開き式扉が4カ所設けられています。
 車体幅は2,800mmとなっています。
 1次車は先頭部中央に貫通扉が設けられてます。2次車以降は視界を確保するため、向かって左側に貫通扉が設けられています。
 前面の帯は千代田線のラインカラーのライトグリーンを基調に、黄緑と白のグラデーション細帯を配置しています。側面窓上はライトグリーン、窓下はライトグリーンの下に白と黄緑の細帯を巻いています。
 4次車以降は帯の配色が変わり、全面の細帯は黄緑のグラデーションで、側面窓上にライトグリーン、窓下に細い黄緑のラインの下にライトグリーンの帯が巻かれています。
 ヘッドライトは2灯でしたが、4次車以降は4灯となっています。
 前面、側面の行き先表示器はフルカラーLEDが採用されてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 2号車と9号車にには車椅子スペースが設けられてます。
 旅客案内表示器に各乗降扉上部に17インチのLCDを2画面配置されました。

4.主な機器類
 主電動機の制御方式は、IGBT-VVVFインバーター方式(2レベル)が採用されました。
 主電動機は、永久磁石同期電動機(PSPM,205kW)が採用されました。
 駆動方式はWN駆動が採用されました。
 台車は、モノリンク式ボルスタ付台車(FS779形)が採用されました。
 制動方式は回生ブレーキ併用ATC連動電気指令式空気ブレーキ、純電気ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 2010年(平成22年)11月4日に千代田線内限定で運用開始されました。
 2010年(平成22年)11月24日に常磐緩行線直通運用が開始されました。
 2010年(平成22年)11月26日に小田急線直通運用が開始されました。
 2011年(平成23年)より2次車が製造されました。
 2012年(平成24年)より3次車が製造されました。
 2015年(平成27年)より4次車が製造されました。

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