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6000系(第33編成) 3723列車 多摩急行
小田原線 喜多見 2008年4月29日撮影 |
6000系(第24編成) 3727列車 多摩急行
小田原線 喜多見 2008年4月29日撮影 |
1.概要
1968年(昭和43年)に製造された千代田線用の通勤形電車です。 形式は6100形(CT1)、6200形(T2)、6300形(M1)、6400形(M2)、6500形(Tc)、6600形(Tc')、6700形(M1)、6800形(M2)、6900形(M1)、6000形(CM2)が用意されました。 2.車体構造 車体は20mのアルミ合金製で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。1〜3次車までは側窓が2段式ですが、4次車以降の側窓は1段式が採用されました。4,5次車は冷房準備車となってます。6次車以降は当初から冷房付きでした。 3.車内設備 座席はロングシートが採用されました。貫通路は全段面の貫通路で見通しが良くなってます。3次車の一部は貫通扉が設けられました。4次車以降は各車両に貫通扉が設けられました。 4.機器類 制御装置は試作段階でサイリスタチョッパ制御が採用され、抵抗制御と比較検討が行われました。試作車の検討を生かして、電機子チョッパ制御が正式に採用されました。主電動機は145kWの直流直巻電動機、駆動装置はWN平行カルダン、台車はSミンデン式台車(FS-378,FS-378A,FS-378B,FS-523)が採用されました。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電機指令式空気ブレーキが採用されました。 5.主な履歴 1968年(昭和43年)1次試作車3両が落成。 1969年(昭和44年)に2次試作車が登場しました。当時は東西線に投入されました。 1970年(昭和45年)に2次試作車を量産化改造し1971年(昭和46年)に千代田線に転属しました。 1971年(昭和46年)に1・2次量産車が製造されました。 1972年(昭和47年)に鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。 1973年(昭和48年)1次試作車にAVF(自動可変界磁制御)式チョッパ制御を搭載し、走行試験が行われ、有楽町線の7000系の制御装置に生かされました。 1977年(昭和52年)代々木上原延伸に伴い3次車が新製されました。 1978年(昭和53年)1次試作車にVVVFインバータが搭載され実車試験が行われました。 1979年(昭和54年)1次試作車に搭載されたVVVFインバーターを外し、5000系と同じ下回りになりました。 1981年(昭和56年)に側窓が1段下降窓になった4次車が製造されました。 1984年(昭和59年)に5次量産車が製造されました。 1988年(昭和63年)に冷房装置が搭載された6次車が登場しました。 1988年(昭和63年)より冷房準備車両から冷房改造が行われました。 1990年(平成2年)に最終増備車となる7次量産車が製造され、トータル36編成353両となりました。 1995年(平成7年)から一部の編成がIGBT-VVVFインバーター制御に換装され、主電動機は160kWの三相かご形誘導電動機 1997年(平成9年)から1次試作車を除き、6100形のパンタグラフが撤去されました。 1999年(平成11年)12月から千代田線、JR常磐線で一段ブレーキ式ATCが運用開始されるたため、対応工事が行われた。 2008年(平成20年)からJR用デジタル列車無線対応工事が行われた。 2010年(平成22年)16000系が投入に伴い廃車が始まった。 2011年(平成23年)〜2013年(平成25年)、2016年(平成28年)〜2018年(平成30年)にかけて系27編成をインドネシアへ常としている。 2012年(平成24年)から小田急のD-ATS-Pが使用開始されたため、対応工事が行われた。 2018年(平成30年)11月11日をもって全て運用終了となった。 |
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