8000系(第6編成) 061161列車 急行
東急田園都市線 二子新地 2008年6月8日撮影

8000系(第6編成) 061161列車 急行
東急田園都市線 二子新地 2008年6月8日撮影

1.概要
 1980年(昭和55年)に製造された半蔵門線用通勤電車です。
 製造当初は8両編成と6両編成が用意されました。後に10両編成も用意されました。
 形式は8100形(CT1)、8200形(M1)、8300形(M2')、8400形(M1)、8500形(Mc2)、8600形(Tc1)、8700形(T2)、8800形(Mc1)、8900形(M2)、8000形(CT2)が用意されました。
 編成は下記の通りです。
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10両編成
8100形(CT1)-8200形(M1)-8300形(M2')-8400形(M1)-8500形(Mc2)-8600形(Tc1)-8700形(T2)-8800形(Mc1)-8900形(M2)-8000形(CT2)
8両編成
8100形(CT1)-8200形(M1)-8300形(M2')-8400形(M1)-8500形(Mc2)-8800形(Mc1)-8900形(M2)-8000形(CT2)
6両編成
8100形(CT1)-8200形(M1)-8300形(M2')-8400形(M1)-8900形(M2)-8000形(CT2)

2.車体構造
 車体はアルミニウム合金製の20m車体で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。また、台枠下部が絞り込まれてます。半蔵門線を示す紫色のラインカラーが巻かれてます。製造当初は冷房準備車となってました。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は有楽町線の7000系で実績のあるAVF(自動可変界磁)チョッパ制御を改良したものが採用されました。主電動機は160kWの直流直巻電動機、駆動装置はWN平行カルダン駆動方式が採用されました。台車は試験車、機関車を除き、日本ので初めてボルスタレス台車が採用されました。

5.主な履歴
 1981年(昭和56年)4月1日から営業運転が開始されました。
 1982年(昭和57年)に2次車が製造されました。6両編成で残っていた編成の増結車2両も同時に製造され、全編成が8両編成になりました。
 1987年(昭和62年)に東西線用に3次車10両編成×3本が製造されました。同時に既存の半蔵門線用車両の10両編成化用中間車が製造されました。このときに、8600形(Tc1)、8700形(T2)が形式のラインナップに加わりました。
 1988年(昭和63年)に4次車として半蔵門線用車両10両×1本(第11編成)、8両×5本が製造され、1,2次車に組み込まれていた3次車の中間車を新造された8両編成に組み込み10両編成となりました。第8編成、第9編成に組み込む中間車も製造されました。また、東西線に投入された10両×3本が半蔵門線に転属されました。
 1988年(昭和63年)〜1989年(平成元年)までに冷房準備車の冷房装置取り付け工事が行われました。
 1990年(平成2年)に水天宮開業用で10両1本(第10編成)が製造されました。
 1994年(平成6年)に残りの8両編成(第01〜第07編成)の増結用中間車が製造され、各編成に2両組み込み、全編成が10両編成となりました。
 2002年(平成14年)に半蔵門線新CSATC化と東武伊勢崎線乗り入れ対応工事が行われました。
 2004年(平成16年)から制御装置のIGBT-VVVFインバーター化を伴う大規模な更新工事が開始されました。

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