6000系(6002F) 1102列車 急行
宝塚線 梅田 2015年5月6日撮影

6000系(6002F) 1102列車 急行
宝塚線 梅田 2015年5月6日撮影

1.概要
 1976年(昭和51年)〜1980年(昭和55年)と1985年(昭和60年)に製作された車両です。

2.車体構造
 前年に登場した2200系の車体と従来の5100系の下回りを組み合わせた車両です。また、6000Fは阪急初のアルミ合金車体となりました。
 6000F以外は鋼製車体となっています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されております。

4.主な機器類
 制御装置は抵抗制御が採用されております。主電動機は直流直巻電動機(140kW)が採用されました。
 台車はS形ミンデンドイツ式ダイレクトマウント空気バネ台車FS-369A(M車)、FS-069A(T車)が採用されました。
 駆動方式はWNドライブが採用されました。
 制動装置は発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(HRD)が採用されました。

5.主な履歴
 1980年(昭和55年)に一旦製造がうち切られましたが、神戸線の10両運転開始に伴い1985年(昭和60年)にT車4両を製作しております。
 1990年(平成2年)から外板と内装の更新工事が行われ、スィープファンの取付も行われました。
 1993年(平成5年)以降の更新工事からは車椅子スペース設置も行われました。
 1993年(平成5年)から更新工事とは別で運転席後ろに小窓を設置する工事が行われました。1995年(平成7年)以降は車体更新と同時に行われております。
 1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災の祭に2200系が被災し、その後6000系に編入されました。
 1996年(平成8年)の更新からは補助送風機はローリーファンが採用されました。
 1997年(平成9年)より能勢電鉄直通に対応するため、能勢電鉄用の列車無線装置が搭載されました。
 1998年(平成10年)より屋根肩部にアイボリーが塗装されました。
 2001年(平成13年)より内装中心のリニューアル工事が行われました。
 2011年(平成23年)にアルミ車の6600が廃車され、6000系初の廃車かつアルミ車初の廃車となりました。
 2017年(平成29年)に一部の車両が7000系とともに能勢電鉄へ譲渡され7200系となりました。

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