5100系(5100F) 1050列車 普通
宝塚線 石橋 2008年3月30日撮影

5100系(5100F) 1050列車 普通
宝塚線 石橋 2008年3月30日撮影

1.概要
 1971年(昭和46年)に製造された車両で、三線共通の性能を持ち製造当初は京都線にも配属されました。
 形式は5100形(Mc)と5650形(T)が用意されました。
 形式は6000系が採用される予定でしたが、大阪市交60系との重複を避けるため、5000番代の空き番に納められたものであり、宝塚線を意味するものではありません。

2.車体構造
 車体は2000系と同じ19m鋼製車体で片側に両開き式扉が3扉設けられてます。屋根の高さが5000系よりも若干高くなってます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されてます。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御で、制御器はIC三重系無接点方式のMM31Aが採用されてます。主電動機は140kWのSE607が採用され、弱め界磁領域を広くして高速性能を確保しています。駆動装置はWN平行カルダン駆動が採用されました。
 ブレーキ方式は発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC)が採用されました。

5.主な履歴
 1972年(昭和47年)に京都線から撤退しました。
 1982年(昭和57年)から10両編成で運転されるようになりました。
 1986年(昭和61年)〜1993年(平成5年)にかけて更新工事が行われ、種別・行先表示器を装備し、尾灯と標識灯が2灯ずつ運転席と助手席窓の下部へ取り付けられ、6000系と同じようなスタイルとなりました。
 2000年(平成12年)から大規模なリニューアル工事が行われ、車内の扉上部にLED表示器が千鳥配置で設置されました。
 2001年(平成13年)に10両運転対象外になりました。
 2004年(平成16年)以降にリニューアル更新工事された車両は5000系のリニューアル更新同様、乗降客用扉の窓が下方に広がりました。
 2005年(平成17年)に4両が電動解除と運転台の撤去が行われました。

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