5000系(5001F) 626列車 普通
神戸本線 神崎川 2008年3月30日撮影

5000系(5008F) 722列車 普通
神戸本線 神崎川 2008年3月30日撮影

1.概要
 1968年(昭和43年)〜1969年(昭和44年)にかけてアルナ工機で製作された車両で、神戸線昇圧後初の新型車です。
 形式は5000形(M'c)、5040形、5500形(M)、5050形(Tc)、5550形(T)が用意されました。

2.車体構造
 車体は3000系とほほ同じ19mの鋼製車体で、片側に両開き式扉が3扉設けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されてます。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御で、制御器はMM28Cが採用されました。製造当初から1500V専用車で、1C8M制御方式となった他、2000系、3000系とは逆に大阪方が電動車となりました。駆動方式はWNカルダン駆動方式、主電動機は170kWのSE542が採用されました。
 ブレーキ方式は発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC)が採用されました。
 京都線の3300系と同じ空気バネ付のミンデン台車FS-369形(電動車)とFS-069形(付随車)が採用されました。

5.主な履歴
 1973年(昭和48年)〜1974年(昭和49年)にかけて冷房改造が行われました。
 1984年(昭和59年)〜1990年(平成2年)にかけて、行き先・種別表示幕装置の取り付け、ローリーファンの取付を含む車体更新工事を受けました。
 1995年(平成7年)に一部の車両がパンタグラフを東芝製の菱形から東洋製のシングルアーム式に交換されました。
 2000年(平成12年)〜2007年(平成19年)にかけて、リフレッシュ工事が行われました。改造概要は、先頭部の改造、前面貫通扉の窓を下方に拡大、種別灯をHID化、排障器取付、乗客用扉の窓を下方へ拡大、車内内装等変更、冷房室外機変更、非常ブレーキを電気指令式に変更、電気笛新設等が行われました。菱形パンタグラフの車両はシングルアーム式に変更されました。中間に組み込まれていた2050、2071、2171形は抜き取られ、代わりに5100系から編入され5580形(T)に形式変更されて組み込まれてます。

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