107系100番代
107系100番代 両毛線 高崎 1999年9月16日撮影
 1988年(昭和63年)に日光、両毛、吾妻線用として登場した20m3扉の近郊直流形電車です。
 形式はクモハ107とクハ106の2形式です。
 車内の座席はロングシートとなっています。
 製造は社員の技術力を高める目的で大井・大船・大宮の各工場と新津の車両所で製作されました。
 製作費用を極力抑えるため、主電動機、台車、電動発電機、コンプレッサー、クーラー、ブレーキ、制御装置等は165系の廃車発生品を使用しています。
 クモハ107は制御電動車で床下に制御装置、抵抗器、電動発電機等が設置されています。屋根上には集中式冷房装置のAU79Aを1台搭載しています。台車はDT62を使用しています。
 クハ107は制御車で床下にコンプレッサーを備えています。また、車端部妻寄りに汚物処理装置付きの便所を設置しています。屋根上には分散型冷房装置のAU13Eを6台搭載しています。台車はTR69を使用しています。
 ・0番代
 日光線用に製作された番代で、側窓は扉間に2カ所と戸袋窓があります。クリーム10号に緑14号でNをあしらったラインと先頭部側面上部に赤1号の帯アクセントを入れている。また、一部のクモハ107には霜取り用のパンタグラフが先頭部に取り付けられています。
 ・100番代
 両毛線、吾妻線及び高崎線のローカル運用として登場した番台で、クモハ107,106の105番までの窓割りは0番代と同じです。機器も基本的には0番代と同じですが、耐雪ブレーキ搭載と横軽対策が施されています。塗色はクリーム10号に緑とピンクのストライプが配色されています。また、クモハ107,クハ106の106番以降は窓配置が変更され、戸袋窓を廃止しドア間に3つの窓が配されています。
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