205系
205系(ケヨ26) 1755A列車 快速
京葉線 蘇我 2011年1月30日撮影

205系(ケヨ26) 1654A列車 快速
京葉線 蘇我 2011年1月30日撮影

205系
205系(ハエ22) 1310F列車 快速
埼京線 恵比寿〜大崎 2010年12月26日撮影

205系
205系(ナハ5) 44M
南武支線 浜川崎 2009年09月22日撮影

205系
205系(ケヨ6) 1426Y列車
京葉線 千葉みなと 2010年08月14日撮影

205系
205系1000番台(2) 1412H列車
南武支線 八丁畷 2009年2月11日撮影

205系
205系3100番台(M15)
仙石線 小鶴新田 2004年8月13日撮影

205系
205系5000番台(ケヨM8) 1606E列車
武蔵野線 南流山 2011年01月15日撮影
中間電動車のみ5000番台

1.概要
 1984年(昭和59年)に登場した通勤電車です。
 形式はクハ205(奇数向きの先頭車)、モハ205(主幹制御器、主抵抗器、パンタグラフを搭載した中間電動車)、モハ204(電動発電機、コンプレッサーを搭載する中間電動車で電動発電機を搭載しない車両もある)、サハ205(中間付随車)、サハ204(中間付随車で補助電源装置を搭載した6扉車)、クハ205(偶数向きの先頭車)が用意されました。

2.車体構造
 車体は軽量ステンレス製で、台枠を除いてほとんどがステンレスで構成されています。
 乗降客用扉はサハ204形以外は片側4箇所で両開き式となってます。サハ204形は片側6箇所で両開き式となってます。戸袋窓も当初から無く、すっきりした印象を受けます。
 1次車は2段窓で登場しましたが、2次車から1段窓に変更され、さらに側扉の窓の大きさも変更されました。
 京葉線と武蔵野線に登場した車両は先頭スタイルが変更されています。

3.車内設備
 座席はロングシートで、6扉車はラッシュ時に椅子が跳ね上げられる構造になってます。

4.機器類
 制御装置は近郊形電車用に開発された界磁添加励磁制御方式が採用されました。抵抗制御回路は直列13段、並列11段となっており、主制御器は電動カム軸式主制御器(CS57形)が採用され、カム進段時のショックを抑えるため、ノッチ戻し機構が搭載されました。
 主電動機は定格出力が120kWの直流直巻電動機(MT61形)が採用されました。
 ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式が採用されました。
 台車はボルスタレス方式で乗り心地が改善されました。

5.主な履歴
 1985年(昭和60年)に側窓が1段下降式になった2次車が投入されました。
 1986年(昭和61年)に京阪神緩行線用と武蔵野線増発用に投入されました。
 1988年(昭和63年)に当初の山手線の5号車に当たるモハ204形に電動発電機が廃止され、代わりに電源誘導装置が搭載されました。これ以前の車両についても撤去されてます。
 1988年(昭和63年)より横浜線に投入されました。
 1988年(昭和63年)より阪和線に1000番台が投入されました。変更点は前面の助手席側窓が拡大され、客席からの展望が確保されたほか、営業最高速度を110km/hに引き上げるため、主電動機をWMT61Aに変更しました。また、補助電源装置が静止形インバータ(SIV)に変更されました。
 1989年(平成元年)より南武線、埼京・川越線、総武緩行線(事故代替用)、京浜東北・根岸線に投入されました。
 1990年(平成2年)より京葉線に投入されました。全面形状が変更され、FRP成型品を多用し、白を基調としたデザインとなってます。
 1990年(平成2年)に6扉試作車のサハ204形900番台が登場し、混雑の激しい山手線に連結されました。
 1991年(平成3年)には6扉のサハ204形量産車が登場しています。
 1991年(平成3年)には相模線電化用に500番代が4両編成で登場しました。先頭形状が変更され、半自動扉を採用し14インチモニタとICカードを使用した乗務員支援装置を採用しています。また、踏切事故防止のためスタートが取り付けられました。
 1991年(平成3年)に武蔵野線増発用として投入されました。先頭車は、京葉線と同様の前面形状が採用されましたが、シルバーメタリックを基調としたデザインになりました。
 1994年(平成6年)には横浜線用に6扉車のサハ204形100番台が登場しました。
 1995年(平成7年)より一部の車両の運行番号表示器がマグサイン式からLED式に変更されました。
 1996年(平成8年)より先頭車に排障器(スカート)が取り付けられました。
 2002年(平成14年)にモハ205形とモハ204形を先頭車改造して、それぞれクモハ205形1000番台とクモハ204形1000番台として南武支線に投入されました。先頭形状はFRP造形構造で、ヘットライトとテールランプが運転席側と助手席側の上部に配置されました。後の先頭改造車は同様な形をしてます。
 2002年(平成14年)に仙石線向けに先頭改造車と中間電動車で組成された3100番台が登場しました。乗降客用扉は半自動機能が備えられ、クハ205形には車椅子対応大型洋式トイレが設置されてます。
 2002年(平成14年)に中間電動車をIGBT-VVVFインバーター制御(CS71形)に改造し、主電動機は120kWの誘導電動機(MT74形)が採用されました。4M4Tで8両編成を組成した上で武蔵野線に投入されました。改造前の主制御器と主電動機は253系200番台に転用されました。
 2003年(平成15年)に八高・川越線向けに先頭改造車と中間電動車で組成された3000番台が登場しました。
 2004年(平成16年)にモハ204形とサハ205形を先頭改造し、クモハ204形1100番台とクハ205形1100番台として、鶴見線に投入されました。
 2004年(平成16年)にサハ205形を先頭車改造して、クハ205形1200番台として南武線に投入されました。

6.関連ページ
JR西日本所属205系

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