N700系
700系(C10編成) 76A列車 特急「のぞみ」26号
東海道新幹線 浜松 2008年4月9日撮影

700系(C10編成) 76A列車 特急「のぞみ」26号 
東海道新幹線 浜松 2008年4月9日撮影

1.概要
 1997年(平成9年)9月28日に東海道・山陽新幹線の全体的な速度向上を図るために製造されました。最高速度285km/hとなってます。
編成は
←東京
 723形(Tc)-727形(M2)-726形500(M'w)-725形(M1)-725形300(M1w)-726形(M')-727形400(M2k)-718形(T's)-719形(Ts)-717形(M2s)-726形700(M'h)-725形600(M1)-725形500(M1w)-726形200(M')-727形500(M2w)-724形(T'c)

2.車体構造
 車体は25m(先頭車は27.1m)アルミ合金製で、防音材を挟み込んだダブルスキン構造が採用されてます。
 普通車の側窓の幅は700mmとなってます。
 先頭形状は「エアロ・ストリーム」型と言う名称の形状で流線型部分が9.2m(試作編成は8.5m)にも及びます。
 普通車が片側に片開き式扉が2箇所、グリーン車は片側に片開き式扉が1箇所設けられてます。
 床下はボディマウント構造で、先頭台車はスカートが付けられてます。
 車体間ダンパが採用されてます。

3.室内設備
 グリーン車の座席は2+2列の回転式リクライニングシートが採用されました。
 普通車のシートピッチは300系と同じ1,040mmとし、2+3列の回転式リクライニングシートが採用されました。
 カード式公衆電話は2,6,12,15(C1編成のみ16号車)号車に設けられてます。
 便所及び洗面所は奇数号車の後位寄りに設けら、身障者用便所は11号車の山側に設けられてます。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバーター制御が採用され、主電動機は275kWのかご形三相誘導電動機(C1編成:TMT6,TMT7、量産車:TM6A、TM7A)が採用されました。駆動方式はWN平行カルダン駆動方式が採用されましたがC19編成以降のグリーン車はTD平行カルダン駆動方式が採用されました。台車はTDT204が採用されました。
 集電装置は空力発生音を低減させたシングルアーム式が採用されました。
 ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電機指令式空気ブレーキ式で、T車は渦電流ブレーキはが採用されました。また、緊急制動時の滑走対策としてセラミック噴射装置も採用されました。

5.主な履歴
 1997年(平成9年)9月28日に先行試作車が製造されました。
 1999年(平成11年)秋から営業運転開始されました。
 1999年(平成11年)から量産車が製造開始されました。
 2000年(平成12年)にローレル賞を受賞してます。
 2003年(平成15年)の品川開業に伴い、「AMBITIOUS JAPAN!」というロゴが先頭部に入りました。
 2006年(平成18年)までに16両編成×60本が製造されました。

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