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300系(J49編成) 540A列車 特急「こだま」540号
東海道新幹線 浜松 2008年4月9日撮影 |
300系(J56) 544A列車 特急「こだま」544号
東海道新幹線 浜松 2008年4月9日撮影 |
1.概要
1990年(平成2年)に特急「のぞみ」用車両として製造された車両です。 編成は下記の通りです。 ←東京 323形(TC)+325形(M1)+329形(Tpw)+326形(M2)+325形500(M1w)+328形(Tp)+326形400(M2k)+315形(M1S)+319形(TpS)+316形(M2S)+325形700(M1h)+328形(Tp)+326形500(M2w)+325形(M1)+329形500(Tpw)+322形(M2C) 2.車体 車体はアルミニウム合金を使用したダブルスキン構造が採用され、車体長は先頭車が26,050mm、中間車が25,000mmとなってます。空気抵抗低減のため、車体高は100系より400mm低くなりました。 側窓は100系と比べ小さくなり、高さ660m×幅780mmとなってます。 乗客用の側扉は普通車は片側2箇所、グリーン車は片側1箇所に片開き式のプラグドアが採用されましたが、J16編成以降は片開き式の引き戸に変更されました。 3.車内設備 グリーン車は2+2列回転式リクライニングシートで、各席にイヤホン式のオーディオサービスがあります。普通車は3+2列の回転式リクライニングシートでシートピッチは1,040mmとなってます。 食堂車を無くした代わりに、車内販売準備室を兼ねたサービスコーナーが設置された。 便所洗面所は1,3,5,7,9,11,13,15号車に備えられてます。 4.機器類 制御装置はGTO-VVVFインバーター制御、主電動機は300kWのかご形三相誘導電動機(TMT3,TMT4,TMT5)が採用されました。 駆動装置はWN平行カルダン、台車はボルスタレス台車(TDT203,TTR7001)が採用されました。 ブレーキ方式は回生併用電機指令式空気ブレーキ(応荷重装置付き)で、T車には渦電流ブレーキを搭載してます。 パンタグラフは当初下枠交差形パンタグラフ(TPS203型)を編成中に3基搭載してましたが、後に700系と同じシングルアーム式パンタグラフ(TPS301型)に変更され、編成に2基搭載となりました。 5.主な履歴 1992年(平成4年)に量産車が登場しました。 1993年(平成5年)に先行量産試作車が量産化改造されました。 1993年(平成5年)には乗客用扉が引き戸に変更された車両が登場しました。 1998年(平成10年)に製造された車両は700系と同じシングルアーム式パンタグラフが採用されました。 1999年(平成11年)から既存の車両もシングルアーム式パンタグラフに変更されました。 2004年(平成16年)に後期車中心に改良型のセミアクティブサスペンションを編成中7両(1,6,8-10,12,16)に、残りの9両に改良型左右動ダンパを搭載し、乗り心地の改善を図りました。 2007年(平成19年)にN700系の登場により、初期の編成から廃車が進んでます。 2012年(平成24年)3月23日に全車廃車されました。 |
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