9000形(9018編成) 1530N列車
押上線 四つ木〜京成立石 2008年9月20日撮影

9000形(9018編成) 33N運用 普通
京成押上線 八広 2013年3月24日撮影

1.概要
 1983年(昭和58年)に千葉ニュータウン線開業に先だって製造された通勤形電車です。
 当時は6両編成を組成してました。
 登場時は2000形を名乗ってましたが、4社直通運転する際に京急の2000形との重複を避けるため、9000形に形式変更されました。
 千葉ニュータウン鉄道所有の車両ですが、管理は北総鉄道が行ってます。

2.車体構造
 車体は18mのセミステンレスで片側に両開き式扉が3扉設けられてます。
 前面は貫通扉付で、オレンジと黄緑の装飾帯が車体前面と側面に貼られてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は東洋電機製の界磁チョッパ制御が採用され、主電動機は130kWの複巻電動機(MB-3231-AC2)が採用されました。駆動装置はWNカルダンが採用され、台車はKHS-101(電動車)とKHS-001(付随車)が採用されました。
 ブレーキ装置は回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキが採用されました。
 新京成に乗り入れ対応するため新京成の無線アンテナが設置されてます。

5.主な履歴
 1990年(平成2年)に4社直通に先立って中間車2両を増結して8両固定編成となりました。
 1991年(平成3年)に京急乗り入れ対応するため、先頭車の電動車化が行われました。
 1993年(平成5年)に側面、前面共に方向幕を種別・行き先別方向幕とし、前面の運行表示幕を一体化した種別幕は使われなくなりました。
 1994年(平成6年)に2000形から9000形へ形式変更されました。
 1999年(平成11年)都市基盤整備公団所有になりました。
 2000年(平成12年)に前面の住宅都市整備公団マークは撤去されました。
 2015年(平成27年)3月に引退しました。

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