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2000形(2061編成) 31D運用 1430DX列車
京急本線 生麦 2010年7月25日撮影

2000形(2051編成) 9D運用 1708D列車 急行
京急本線 生麦 2014年4月6日撮影

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2000形(2431編成) 89D運用 1588D列車
京急本線 六郷土手 2007年4月29日撮影

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2000形(2051編成) 1A運用
京急本線 南太田 2扉時の姿

1.概要
 旧600形の後継車として1982年(昭和57年)〜1987年(昭和62年)にかけて8両固定編成と増結用の4両固定編成それぞれ6本ずつ72両が製作されました。
 車番は8両固定編成を2000番台とし、10の位を編成単位、1の位を車順で表してます。4両固定編成は2400番台となり、同様な車番が付加されてます。

2.車体構造
 車体は普通鋼製で、車体長は先頭車が18,500mm、中間車が18,000mmとなってます。
 乗降客用出入り口は片側に両開き式扉が2扉設けられてましたが、2100形登場後は片側両開き式3扉に改造されました。
 前面に大形曲面ガラス、一体型角形ヘットライトと尾灯が採用されました。

3.室内設備
 室内は運転席後部を除きオールクロスシートで、扉間の座席配置は集中見合い形固定シート、中央と車端部はボックスシートとなってました。
 扉付近には収納式椅が設けられてました。
 2100形登場後はロングシートに改造されました。
 窓は中央と車端部の下降式以外はすべて固定式で、横引きの布製カーテンを取り付けました。
 室内灯は連続に配置し、グローブをかぶせその横に冷房の送風口を一列にした清風板を配置してます。
 ドア付近には扇風機の代わりにラインデリアファンを採用しました。
 車端の妻窓を廃止し、各車に仕切り扉を設け、空調効果や騒音の低減を図りました。

4.機器類
 制御装置は界磁チョッパで1個の制御装置で、120kWの主電動機(補償巻線付直流複巻電動機)を12個制御します。
 駆動装置は撓み板式継手が採用されました。
 ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通空気ブレーキ(応荷重装置付)が採用されました。
 また、片押し踏面ブレーキ、増粘着装置、ディスクブレーキ(T車)、SIVが京急では初めて採用されました。

5.主な履歴
 1983年(昭和58年)にブルーリボン賞を受賞しました。
 1998年(平成10年)から3扉ロングシート化改造されました。
 2012年(平成24年)より廃車が始まりました。
 2013年(平成25年)に2011編成が登場時の塗装に戻されました。
 2018年(平成30年)に全車廃車された。

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