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8000系(8001F) 特急 C0908Z
京阪本線 大和田 2006年3月26日撮影 旧塗装 |
8000系(8007F) 特急 B1106Z
京阪本線 大和田 2019年11月24日撮影 新塗装 |
8000系(8006F) B1200Z列車 特急
京阪本線 大和田 2019年11月24日撮影 |
1.概要
1989年(平成元年)鴨東線延伸に合わせ登場した特急専用車両です。 愛称は「エレガント・サルーン」が与えられています。 登場時は7両編成1本と3000系の6両編成に組み込み、7両編成に組成するために中間付随車が製造されました。 その後3000系を置き換えるために増備されました。 2.車体構造 車体はアルミニウム合金大形押し出し型材を使用し、先頭車が18.9m、中間車が18.7mとなっています。 後に製造されたダブルデッカー(2階建て)車両は鋼製車体となっています。 乗降扉は片側に片開き式扉が2カ所設けられています。 3.車内設備 座席は扉間と運転席後方が転換クロスリートで、端末駅で自動に転換できるように空気圧による自動転換機構が備えられているほか、手動での転換も可能となっています。 車端部はロングシートとなっています。 各扉付近(後にダブルデッカー車の階段付近は撤去)に補助椅子が設けられており、上りは京橋以降、下りは中書島駅以降で使用できるように、ロック機構が備えられています。 8750形の車内にテレビが設けられていたが、現在は撤去されている。 4.主な機器 制御装置は界磁位相制御が採用され、回生ブレーキ、定速制御機能が備えられました。 主電動機は直流複巻式電動機(175kW)が採用されました。 駆動方式は中空軸たわみ板継手平行カルダン方式が採用されました。 制動装置は回生ブレーキ優先(T車遅れ込め制御)電気指令式ブレーキ(HRDA-1)が採用されました。 台車は動力車が軸梁式KW-88(川崎重工製)、付随車がSUミンデン式FS-517C(住友金属工業(現日本製鉄)製)が採用されたが、付随車のみ後にFS-517Dに交換されました。 5.主な履歴 1997年(平成9年)よりダブルデッカーが製造され、8両化が行われました。 2006年(平成18年)にテレビをブラウン管から液晶に変更しました。 2008年(平成20年)より新塗装に変更されました。 2009年(平成21年)よりカード専用港種電話の使用停止が行われ、その後順次撤去されました。撤去後のスペースに座席を設けてます。 2010年(平成22年)より新塗装変更と同時に車内リニューアルも行われ、ロングシートのハイバック(背もたれが高いタイプ)に変更され、車椅子スペースが設けられました。扉上部にLCDの案内表示器が設けられました。 2011年(平成23年)に全編成新塗装化が完了しました。 2012年(平成24年)に全編成車内リニューアル化が完了してます。 2016年(平成28年)にダブルデッカーの階段下の補助椅子が廃車されました。 2016年(平成28年)より中間車をプレミアムカーに改造するため、一部の編成が7両編成になりました。 2017年(平成29年)よりプレミアムカーの運用が始まりました。有料座席指定車で、回転式リクライニングシートが2+1列で配置されました。また、無料Wi-Fiサービスが行われてます。さらに、全席電源コンセントが設けられ、ノートPCや携帯電話の充電が可能となっています。乗降扉が片側1カ所に減っています。 2018年(平成30年)に行き先表示器と車内照明のLED化が行われました。 |
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