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7000系(7033F) 普通
大鰐線 津軽大沢〜義塾高校前 2012年10月13日撮影

7033
7000系(7154)
弘南線 平賀車庫 2010年8月22日撮影

7000系(7033F) 普通
大鰐線 義塾高校前〜津軽大沢 2012年10月14日撮影

1.概要
 1988年(昭和63年)に東急より7000系を弘南鉄道向けに改造し譲受してた車両です。
 大鰐線向けに2両編成×4本(デハ7000形)、弘南線向けに2両編成×3本(デハ7010形、デハ7020形)、中間改造車2両編成×5本(デハ7100形、デハ7150形)が譲受されました。

2.車体構造
 車体は18m級のオールステンレス車体で、片側に両扉式扉が3か所設けられています。
 東急時代から先頭車の車両は先頭形状はほぼ原形をとどめており、元々中間車だった車両を先頭改造した車両は非貫通形となり左右非対称の窓を備えています。
 窓配列は東急時代と同じ配列となっています。
 外販装飾は、基本的に大鰐線が赤帯、弘南線が青帯となっていますが、ラッピング装飾を施した車両もあります。
 入線時に寒冷地対策としてベンチレーターのカバーが取り付けられました。

3.車内設備
 座席は東急時代と同じくロングシートとなっています。
 入線時に暖房強化が図られています。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御方式で、制御装置のメーカーにより制御方式が異なり日立製作所製は直並列制御、東洋電機製は永久直列制御となっています。
 主電動機は直流複巻電動機が採用されました。日立製作所製は70kW、東洋電機製は60kWとなっています。
 制動方式は、回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキでしたが、弘南鉄道入線時は回生ブレーキをカットしています。
 駆動装置は中空軸平行カルダン駆動方式が採用されました。
 台車はPV-701形が採用されました。

5.主な履歴
 1988年(昭和63年)に大鰐線に2両編成×4本が入線しました。
 1989年(平成元年)に弘南線に2両編成×3本が入線しました。
 1990年(平成2年)に弘南線に2両編成×5本が入線しました。
 1991年(平成3年)に大鰐線所属の車両についてワンマン改造が施されました。
 1992年(平成4年)より弘南線所属の車両についてワンマン改造が施されました。
 1995年(平成7年)に車内保温対策として乗降扉開閉ボタン設置の改造が施されました。
 1997年(平成9年)8月25日に弘南線の館田にて発生した衝突事故により7104と7151が損傷を受け1999年(平成11年)に廃車され、残った7101と7154を組成して復帰しました。

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