12410系 回送
大阪線 鶴橋 2007年8月14日撮影

12410系 回送
大阪線 鶴橋 2007年8月14日撮影

1.概要
 1980年(昭和55年)に名阪甲特急(ノンストップ)用として製造された特急車両です。
 登場時は3両編成で運用されてましたが、利用客が増えたことから4両編成に増強されました。
 形式はモ12410形(Mc:先頭電動車)、サ12560形(T:付随車)、モ12460形(M:中間電動車)、ク12510形(Tc:先頭付随車)が用意されました。
 編成は
←近鉄難波、京都
モ12410形−サ12560形−モ12460形−ク12510形

2.車体構造
 車体は20720mmの鋼製車体で、出入り口はク12510形以外は片側1箇所で、ク12510形は片側2箇所設けられてます。
 先頭形状は30000系ビスタカーとほぼ同じ形状になってます。

3.車内設備
 座席はリクライニング付転換クロスシートで、2+2列配置となってます。
 洗面所とトイレはモ12410形とモ12460形に設けられています。
 車内販売準備室はモ12460形に設けられまています。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御方式で、主電動機(三菱電機製MB-3127-A:180kW)を4台制御します。
 台車は近畿車輛製で電動車はKD-83形、付随車はKD83B形が採用されました。

5.主な履歴
 1981年(昭和56年)に増備された第5編成は4両固定編成で登場しました。
 1983年(昭和58年)に他の4編成を4両固定編成にするため、サ12560形が4両製造されました。
 1988年(昭和63年)に120km/hに速度向上させるための改良工事が行われました。
 2000年(平成12年)に車体更新が行われました。
 2002年(平成14年)に更新された12415Fは正面方向幕が赤幕に変更されました。
 2007年(平成19年)から正面の行き先方向幕と側面の方向幕がLED化されました。

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