100系(116F) 普通 53運用
犬山線 上小田井 2012年8月15日撮影 |
100系(116F) 普通 53運用
犬山線 上小田井 2012年8月15日撮影 |
1.概要
1978年(昭和53年)に名古屋市営3号線(鶴舞線)との相互乗り入れ用として製造されました。 4両編成が用意され、後に6両編成化されました。編成は下記の通りとなります。 ←豊田市 犬山→ ・製造当初 モ110(Mc1)−モ120(M2)−モ130(M1)−モ140(Mc2) ・6両化後 モ110(Mc1)−モ120(M2)−サ150(T)−モ160(M)−モ130(M1)−モ140(Mc2) ・200系 ク210(Tc)−モ220(M)−サ250(T')−モ260(M')−サ230(T)−モ240(Mc) ・100系インバーター改造編成 ク110(Tc)−モ120(M)−サ150(T')−モ160(M')−サ130(T)−モ140(Mc) 2.車体構造 車体は、普通鋼製が採用されました。 名古屋市営との協定により、20m級の車体となっています。乗降扉は両開き扉が片側4か所にもけられています。前面は6000系類似の前面貫通式角型二灯で、前面に名鉄の旧社紋がエッチングされました。 3.車内設備 座席は、ロングシートが採用されました。 4.機器類 制御装置は抵抗制御が採用されました。 主電動機は、100kWの直流直巻補償巻線付電動機が採用されました。1個の制御装置で4台のモーターを制御する1C4M方式で、登場時はオール電動車でした。 制動装置は発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキのHSC-Dが採用されました。 駆動方式は中空軸並行カルダンが採用されました。 台車はS形ミンデン式のFS398Aが採用されました。 5.主な履歴 1978年(昭和53年)に1次車が製造されました。 1979年(昭和54年)に2次車が製造されました。乗務員室背面の仕切り壁の位置などが変更されました。 1980年(昭和55年)に鉄道友の会よりローレル賞を受賞しました。 1989年(平成元年)に3次車が製造されました。制御装置がは回生制動付の界磁添加励磁制御となりました。台車は、耐雪ブレーキ対応に伴いブレーキシリンダの径が変更されたことによりFS398Bに変更されました。補助電源装置はGTOインバータに変更されました。車体床面は40mm下げられました。側面の行先表示機が拡大されました。 1991年(平成3年)に4次車が製造されました。番号不足のため200番台になりましたが、形式変更はありませんでした。直通運転開始までは犬山線、名古屋本線、常滑線で使用するため仕様変更が行われました。制御段数の増加と増結用のジャンパ線の増加が行われました。 1993年(平成5年)に輸送力増強のため中間車が製造され、6両編成化が行われました。増結された中間車は、制御装置が名鉄初のGTO-VVVFインバーター制御が採用されました。主電動機は170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。駆動装置はTD平行カルダンが採用されました。台車はボルスタレスのSS126D(電動車)、SS026D(付随車)が採用されました。 1994年(平成6年)に運用増強のため、200系として6両編成1本が製造されました。制御装置はGTO-VVVF制御が採用されました。主電動機は170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。耐雪ブレーキと滑走防止装置が設けられました。乗務員室後方に車椅子スペースが設けられました。車内貫通路上部にLED式の案内表示器が設けられ、車外放送装置が設けられました、前面の名鉄の社紋は省略されました。 2001年(平成13年)にボルスタレス台車のSS126Dの台車枠補強が行われました。 2003年(平成15年)より転落防止幌が設置されました。 2004年(平成16円)にボルスタレス台車SS126DがSS165Dに変更されました。 2011年(平成23年)より抵抗制御車の特別整備が行われました。抵抗制御車は制御装置がIGBT-VVVF制御に換装されました。主電動機は170kWの三相かご形誘導電動機に変更されました。一部電装解除されT車、Tc車に変更されました。先頭車の運転台側に車椅子スペースが設けられました。車内の内装も変更されています。 2019年(平成31年)から自動放送装置の更新が行われました。 |
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