1200系
1200系 名古屋本線 知立 Nikkon F2 135mm Photo By H.K

 1200系は、特急の一般席車用として1000系との併結を前提に制作された。1990年(平成2年)10月のダイヤ改正で、高速と、特急を合体して新たに、「一部指定席特急」を新設した。はじめのうちは、1000系4両にSR車を併結したが、輸送需要にあわない時間帯があること、車掌の車内巡視に不便をきたすこと等の、問題を解決するために製作された。
 先ず、1000系の4両編成を間で分割しク1100−モ1150を豊橋方へ方向転換し、1200系を連結した。よって1200系は、必ず新岐阜方の先頭車となる。編成は豊橋方より、
ク1000−モ1050−モ1250−サ1200−モ1450−モ1400をA編成。
ク1100−モ1150−モ1350−サ1300−モ1550−モ1500をB編成と呼ぶ。
 A編成にはモ1250系にトイレ・化粧室を、B編成には車掌室を設けた。
 台車は、名鉄初のボルスタレス式SS126(M車)・SS026(T車)を用いた。その他、制御機器・主電動機は、ほぼ1000系と同一である。なお、コンプレッサーには従来の2倍の容量を持つC2000をサ1200形とモ1400形に搭載。これにより、ク1000形とク1100形のコンプレッサーは撤去された。
 1230系は、7500系の廃車発生部品を再利用した。よって全電動車で、1030系と連結して名古屋本線の一部指定席車として活躍中。
 編成は豊橋方より
モ1130−モ1180−モ1380−モ1330−モ1580−モ1530の6両編成。
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