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3300系(3301F) 急行
名古屋本線 東枇杷島 2005年1月9日撮影 登場時の姿 |
3300系(3305F) 回送
犬山線 犬山遊園 2012年8月15日撮影 岐阜清流国体ラッピング |
3300系(3305F) 急行 1072A列車
名古屋本線 神宮前 2018年5月1日撮影 カラーリング変更後 |
3300系(3314F) 準急
名古屋本線 神宮前 2022年2月27日撮影 7次車 |
3300系(3311F) 急行 1120列車
名鉄本線 神宮前 2018年5月1日撮影 |
1.概要
2004年(平成16年)に3700系の後継車として登場した地上用初のステンレス製通勤型電車です。 4両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。 ←豊橋 岐阜→ ク3300(Tc)−モ3350(M)−サ3450(T)−モ3400(Mc) 2.車体構造 車体はステンレス鋼で300系同様ブロック工法が採用され、18m級の車体となっています。車体断面は3700系の様な車体の下部の方がトリミングされた形となっています。 片側に両開式扉が3か所設けられています。 先頭部分は普通鋼が採用され、万が一の事故の時でも修復が簡単にできるようになっています。左右非対称の貫通式が採用され、下側にヘッドライトと標識灯が設けられました。ヘッドライトはHIDが、標識灯はLEDが採用され一体感を出すためダークグレーのスリット状の飾りが設けられました。 前面及び側面の行先種別表示器は三菱電機製のオーロラビジョンR-STAYが採用されました。 3.車内設備 座席はセミクロスシートが採用されました。 扉間ごとに転換クロスシート、ロングシートを交互に配置しています。 扉の開閉チャイムと3色LED式の車内案内表示器が千鳥配置に設けられました。 先頭車運転席後部に車椅子スペースが設けられました。また、車いす利用者がいない時に座席数を確保するため、跳ね上げ式の補助椅子が設けられています。 4.主な機器類 制御装置は、IGBT-VVVF制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を2台制御する制御装置が2群設けられています。制御装置は補助電源装置と一体化され、補助電源故障時は1群を切り分けCVCF制御することで補助電源が確保できるようになっています。 主電動機は、170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。 制動装置は、回生ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキが採用されました。また、純電気ブレーキが採用され、回生効率が向上しています。 駆動方式はWNドライブが採用されました。 台車は、ボルスタレス台車が採用されました。電動車がSS-164、付随車がSS-064となっています。 パンタグラフは、シングルアーム式が採用されました。 5.主な履歴 2004年(平成16年)11月15日に1次車の営業運転が開始されました。 2005年(平成17年)に2次車が登場しました。一部仕様変更があります。 2006年(平成18年)8月から2010年(平成22年)5月まで3305Fの先頭電動車モ3405について、試験的にインバーター装置が新型のものに、片側の主電動機が全閉外扇型のものに交換され試験が行われました。 2015年(平成27年)に3次車が登場しました。3306Fの1本のみで、瀬戸線高架化事業で編成が不足するために補った編成です。瀬戸線の高架化事業終了後に本線系統に転属する見込みです。2016年(平成28年)9月17日付で名鉄に車席が登録されました。2次車から10年経過しているため、下記のような仕様変更が行われました。 ・座席がオールロングシートに変更。 ・種別行先表示器がフルカラーLEDに変更。 ・車内案内表示器がLCDのワイド画面に変更。全扉上部に配置(3次車のみ)。 ・台車をものリンク式ボルスタ台車のFS571形(電動車:FS571M、付随車:FS571T)に変更。 先頭車前面下部のスカート形状変更。 運転台モニタ、マスコンハンドル形状変更。 ・4000系と連結するためのジャンパ線を設置。 2015年(平成27年)12月25日に3305Fの外観デザインが変更されました。以降1次車、2次車の外観デザイン変更が順次行われました。 2015年(平成27年)に4次車が登場しました。登場時から車体外板の装飾パターンが変更されました。車内の案内表示器は3次車と同様のLCDのワイド画面ですが、千鳥配置になりました。 2016年(平成28年)に5次車が登場しました。 2017年(平成29年)に6次車が登場しました。 2018年(平成30年)に7次車が登場しました。 |
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