4000系(4001F) 普通
瀬戸線 矢田〜守山自衛隊前 2012年8月15日撮影

4000系(4003F) 普通
瀬戸線 矢田〜守山自衛隊前 2012年8月15日撮影

1.概要
 2008年(平成20年)に瀬戸線の既存車両を置き換えるために登場した通勤車です。
 4両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。
←尾張瀬戸                   栄町→
ク4000(Tc1)−モ4050(M2)−モ4150(M1)−ク4100(Tc2)

2.車体構造
 移転した新しい車両基地は環境配慮の観点から塗装設備を設けなかったため、車体は塗装が省略できるステンレス鋼で3300系同様ブロック工法が採用され、18m級の車体となっています。車体断面は3300系の様な車体の下部の方がトリミングされた形となっています。
 片側に両開式扉が3か所設けられています。
 先頭部分にもステンレス鋼が採用されたため、3300系と比べると角ばったデザインとなりました。左右非対称で貫通扉が設けられ、下側にヘッドライトと標識灯が設けられました。
 前面及び側面の行先種別表示器はフルカラーLEDが採用されました。

3.車内設備
 座席はオールロングシートとなりました。
 先頭車運転席後部に車椅子スペースが設けられました。
 案内設備としてLCDの車内案内表示器(15インチ)が全乗降扉上部に1台ずつ設けられました。

4.機器類
 制御装置は、IGBT-VVVF制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を4台制御する制御装置が2群設けられています。
 主電動機は、170kWの全閉外扇形三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は、電空演算回生ブレーキ併用MBSA電気指令式ブレーキが採用されました。また、純電気ブレーキが採用され、回生効率が向上しています。
 駆動方式は歯車型継手式平行カルダン駆動が採用されました。
 台車は、モノリンク式のダイレクトマウント空気ばね台車(電動車がFS571M形、付随車がFS571T形)が採用されました。

5.主な履歴
 2008年(平成20年)10月より営業運転が開始されました。
 2014年(平成26年)までに全18編成が出揃い、既存車両を置き換えました。

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