5000系(5003F) 普通 7056C列車 
名古屋本線 神宮前 2018年5月1日撮影

5000系(5014F) 普通 1019列車
名鉄本線 神宮前 2018年5月1日撮影

1.概要
 2008年(平成20年)に1000系の全車特別編成から機器を流用して登場した通勤車です。
 4両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。
←豊橋                         岐阜→
ク5000(Tc1)−モ5050(M2)−モ5150(M1)−ク5100(Tc2)

2.車体構造
 車体はステンレス鋼で3300系同様ブロック工法が採用され、18m級の車体となっています。車体断面は3300系の様な車体の下部の方がトリミングされた形となっています。
 片側に両開式扉が3か所設けられています。
 先頭部分は普通鋼が採用され、万が一の事故の時でも修復が簡単にできるようになっています。左右非対称の非貫通式が採用され、下側にヘッドライトと標識灯が設けられました。
 前面及び側面の行先種別表示器はフルカラーLEDが採用されました。

3.車内設備
 座席はオールロングシートとなりました。
 先頭車運転席後部に車椅子スペースが設けられました。
 扉の開閉チャイムとLED2段式の車内案内表示器が千鳥配置に設けられました。

4.機器類
 主な機器類は、廃車された1000系の全車特別編成から流用されました。
 制御装置は、界磁チョッパ制御方式が採用されました。
 主電動機は、150kWの直流複巻整流子電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキが採用されました。
 駆動方式は中空軸平行カルダンが採用されました。
 台車は、S形ミンデン式の空気ばね台車(電動車がFS539形、付随車がFS039形)が採用されました。ただし、5010F以降はボルスタレス台車(電動車がSS165F形、付随車SS026F)が採用されました。
 改造種車がボルスタレス台車の場合は5010F以降の番号を付けたので、改造年と番号が順不同となっています。

5.主な履歴
 2008年(平成20年)3月23日より1次車(5001F〜5004F)の営業運転が開始されました。
 2008年(平成20年)5月に2次車(5005F、5010F、5011F、5013F)が落成しました。
 2009年(平成21年)に3次車(5006F〜5009F、5012F、5014F)が落成しました。

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