6500系(6407F) 快速急行 1342列車 
名古屋本線 神宮前 2008年3月16日撮影

6500系(6420F) 急行 1442列車 
名古屋本線 神宮前 2022年2月27日撮影

6500系(6404F) 急行 1020列車
名鉄本線 神宮前 2018年5月1日撮影

1.概要
 1984年(昭和59年)に6000系のモデルチェンジ車として登場した通勤車です。
 4両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。
←豊橋                         岐阜→
ク6400(Tc1)−モ6450(M1)−モ6550(M2)−ク6500(Tc2)

2.車体構造
 車体は普通鋼が採用され、18m級の車体となっています。
 片側に両開式扉が3か所設けられています。
 先頭形状が変更され、非貫通式となりました。上部左右にヘッドライト、上部中央に種別・行先表示器が設けられました。窓下には銀色の飾り帯が設けられ、下部左右に尾灯兼通過標識灯が設けられています。
 側窓は1段上昇式の開閉可能窓になりました。

3.車内設備
 座席は車端部がロングシート、乗降扉間はクロスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシートとなっております。クロスシートは中央を堺に車端部方向に向いています。

4.機器類
 制御装置は、界磁チョッパ制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を8台制御します。
 主電動機は、150kWの直流複巻整流子電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキのHSC-R形が採用されました。
 駆動方式は中空軸平行カルダンが採用されました。
 台車は、S形ミンデン式の空気ばね台車が採用されました。電動車がFS521A形、付随車がFS098A形となっています。

5.主な履歴
 1984年(昭和59年)に1次車が製造されました。
 1985年(昭和60年)に2次車が増備されました。前面の標識灯がLEDの一灯式となりました。
 1986年(昭和61年)に3次車が増備されました。
 1987年(昭和62年)に4次車が増備されました。側面に種別・行先表示器が設けられ、パンタグラフが剛体架線対応の物に変更されました。
 1987年(昭和62年)に5次車が増備されました。冷房装置の構成が変更されました。
 1989年(平成元年)に6次車が増備されました。車体構造がリニューアルされ先頭形状が変更され客室からの展望がよくなりました。側面窓は連続風の窓になり、一部の窓は一段下降窓となっています。座席はクロスシート部分のシートピッチが広くなりました。台車は軸受け構造を片つば式に変更した耐雪ブレーキ付きのFS521E(電動車)、FS098D(付随者)に変更されました。
 1990年(平成2年)に7次車が増備されました。
 1992年(平成2年)に8次車が増備されました。座席はオールロングシートに変更されました。
 1995年(平成7年)に一部の編成についてロングシート化改造が行われました。
 2011年(平成23年)に一部の編成について特別整備が行われました。
 2021年(令和3年)に7次車についてロングシート化と内装変更が行われました。

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