7100系(7143F) 0807列車 特急
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影

7100系(7179F) 7025列車 各停
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影

1.概要
 1969年(昭和44年)に7000系のモデルチェンジ版として登場した通勤形電車です。
 形式はモハ7101形、サハ7851形、クハ7951形が用意されました。
 編成は難波寄りから
 4両編成:モハ7101形+サハ7851形+サハ7851形+モハ7101形
 2両編成:モハ7101形+クハ7951形

2.車体構造
 車体は20m鋼製車体で、片側に両開き式扉が1両あたり4扉設けられてます。側窓は、2段窓から1段下降式が採用されました。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は超多段式バーニア制御方式(VMC-HTB-20A)が採用され、主電動機は直流直巻電動機(MB-3072-B)が採用されました。駆動方式は歯車式平行カルダンが採用され、台車はミンデンドイツからS形ミンデンへと変更されました。ブレーキ方式は電磁直通空気ブレーキ(HSC)が採用されました。

5.主な履歴
 1970年(昭和45年)に製造された車両は南海初の通勤冷房車として登場しました。編成番号が7121Fに飛びました。(1次車は7117Fまで)
 1978年(昭和53)〜1982年(昭和57年)にかけて非冷房車の1次車も冷房改造工事が行われ、その際パンタグラフが菱形から下枠交差形へ交換されました。
 1985年(昭和60年)から1次車の局部更新が行われましたが、半数にとどまり、局部更新を受けてない車両は2003年(平成15年)までに廃車されました。
 1989年(平成元年)度下期より2次車の車体更新工事がはじめられ、行き先表示器の取付、内装の更新等が行われました。
 1990年(平成2年)後期以降の車両更新追加仕様車には行き先表示器の大型化(英文併記)、車椅子スペースの設置、前面スカート取付も行われています。
 2000年(平成12年)に住ノ江車庫で7161Fが事故に遭い、難波よりの2両が廃車になりました。

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