8200系(8701F) 6621列車 各停
高野線 新今宮 2007年8月14日撮影

8200系(8701F) 6621列車 各停
高野線 新今宮 2007年8月14日撮影

1.概要
 1982年(昭和57年)〜1985年(昭和60年)にかけて高野線輸送力増強のため製造された通勤形車両で、6両編成3本が製造されました。
 形式はモハ8201形とクハ8701形の2形式が用意されました。

2.車体構造
 車体は20m軽量オールステンレス車体で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。前面部分にはFRPのキセが付いています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用され、車内天井にはラインデリアが装備されています。

4.機器類
 製造費、電力量などの経済性、誘導傷害などの保安性等により、6200系に編入された旧8000系の電機子チョッパではなく、界磁チョッパ制御(FCM-218-15MRDH:三菱電機)が採用されました。主電動機は直流複巻電動機(MB-3280-AC:三菱電機)、駆動装置はWN平行カルダン駆動が採用されてます。台車は平行支持板式ダイレクトマウント空気バネ台車(電動車=FS-392B、付随車=FS-092:住友金属工業)が採用されました。パンタグラフは下枠交差式パンタグラフ(PT-4803-A-M:東洋電機製造)ブレーキ方式はHSC-Rが採用されてます。

5.主な履歴
 2013年(平成25年)〜2015年(平成27年)にかけて更新工事を受け6200系(50番台)に編入され形式消滅しました。
 更新内容は下記の通しです。
 ・制御装置をIGBT-VVVFインバーターに変更
 ・主電動機を200kWの三相かご形誘導電動機に変更されました。
 ・両先頭車に排障器と電気連結器が設けられました。
 ・車内にLED案内表示器が設けられました。

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