1254F+1064F
1000形(1254F+1064F) 3733列車 多摩急行
小田原線 生田 2007年5月20日撮影

1754F
1000形(1754F) 1281列車 急行
小田原線 喜多見 2008年4月29日撮影

1000形(1754F) 1281列車 急行
小田原線 喜多見 2008年4月29日撮影
ワイドドアー車

1059F
1000形(1059F) 7090列車 各停
箱根登山鉄道 小田原 2010年3月28日撮影
レーティッシュカラー車

1.登場背景
 1988年(昭和63年)に東京メトロ千代田線直通用の9000形に代わる車両として製造された通勤形車両です。4,6,8,10両編成が製造されました。小田急電鉄で初めてオールステンレス車体が採用されました。

2.車体構造
 車体は軽量ステンレス構造の20m車体で、車体外部はオールダブルフィニッシュ仕上げが採用され、ステンレスの冷たい感じを和らげています。
 乗客用乗降扉は、片側に両開き式扉が4箇所設けられてます。一般車の扉幅は1,300mm、ワイドドア車は2,000mm、乗務員扉後方の扉のみ1,500mmとなってます。
 先頭部のみFRPが採用され、形状は9000形を踏襲しました。

3.車内設備
 座席はロングシートで、車端部が4人、ドア間が7人掛けとなってます。ワイドドア車の車端部は2人掛けとなってます。

4.機器類
 制御装置はGTO-VVVFインバーター制御が採用され、かご形三相誘導電動機(175kW)の主電動機を制御します。
 駆動方式はWN駆動が採用されました。
 ブレーキ方式は回生制動併用電磁直通空気ブレーキが採用されました。
 台車は軸箱支持をアルストムリンク式とした空気バネ台車が採用され、電動車がFS-534、付随車がFS-034が採用されました。
 冷房装置は集約分散式のCU195Cが採用されました。

5.主な履歴
 1988年(昭和63年)3月22日より営業運転開始。
 1990年(平成2年)より東京メトロ千代田線への乗り入れ開始。
 1990年(平成2年)一部を除き扉幅が2,000mmのワイドドア車登場。
 1998年(平成10年)にワイドドア車の扉幅を400mm狭くして2000形と同じく1,600mmとしました。
 2001年(平成13年)に制御装置と制動装置の交換が行われ、純電気ブレーキが採用されました。
 2004年(平成16年)にワイドドア4両編成の先頭車を中間車へ改造し6両固定編成になりました。
 2009年(平成21年)に箱根登山鉄道乗り入れ専属車として4両編成3本のカラーリングが変更されました。
 2010年(平成22年)に千代田線乗り入れ運用から撤退しました。

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