10000
10000形(10041F) 0025列車 特急「はこね」25号
小田原線 代々木八幡 2007年9月23日撮影

10000形 特急「はこね」33号 
小田原線 喜多見 2008年4月29日撮影

1.登場背景
 1987年(昭和62年)に登場したHiSE車と呼ばれている特急用車両です。

2.車体構造
 先頭部は傾斜角度も48゜から37゜に変更して、非常にシャープな形状になっています。側窓も連続窓となり、間柱部はブロンズ色の焼き付けガラスになっています。外部色は3000形デビュー以来の全面変更で、パールホワイトに濃淡のワインレットを入れた近代的でスピード感のある塗色となりました。

3.車内設備
 7000形より床を410mmくしたハイデッカー車なのが最大の特徴です。車内は、座席の色をレッドとブルーの2色とし、両端3両と中間5両で使い分け、雰囲気に変化を付けています。展望室の座席は1脚でレットとブルー2色としてさらに変化させています。売店・化粧室などは7000形とほぼ同じだが、喫茶サービスの迅速化のため、売店にオーダーエントリーシステムが導入されました。3・9号車に車内販売カウンター、4号車に男女共用洋式便所と男子小便用便所と公衆電話、8号車に男女共用和式便所と男子小便用便所が設けられてます。

4.機器類
 走行関係の機器は、基本的に7000形と同じものまたは同構造のものが採用されています。ただし、補助電源装置はMGからSIVに変更されています。

5.主な履歴
 1999年(平成11年)に車内設備の更新が行われました。
 2001年(平成13年)に便所内にベビーベットが設置されました。
 2005年(平成17年)に2編成が長野電鉄へ譲渡されました。
 2012年(平成24年)3月16日に運用終了。

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