40101F
001系(B1F) 特急「ちちぶ」28号 28列車
池袋線 武蔵藤沢 2019年5月2日撮影

001系(F1F) 特急「ちちぶ」19号 19列車
池袋線 中村橋 2021年2月21日撮影

1.概要
 2019年(平成31年)に老朽化した10000系の置き換え用として登場した特急型電車です。
 愛称は「Laview」という名が与えられました。由来は「L」が贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間、「a」が矢(Arrow)のような速達性、「view」が大きな窓から移り行く眺望という意味が込められています。
 10000系と比べ編成量数が1両多い8両固定編成となっています。
 編成は下記のようになっています。
 ←飯能    池袋・西武秩父→
 クハ001-01-00(Tc1)−モハ001-02-00(M1)−モハ001-03-00(M2)−サハ001-04-00(T1)−サハ001-05-00(T3)−モハ001-06-00(M5)−モハ001-07-00(M6)−クハ001-08-00(TC2)

2.車体構造
 車体は、アルミ車体でシルバーメタリック塗装が施されています。
 車体長は、20mとなっていますが、先頭車は470mm長くなっています。
 先頭形状は弾丸のように丸みをおびて3次元曲面ガラスが採用されました。将来地下鉄乗り入れを考慮して正面に非常用扉が設けられています。前照灯はLEDで周りにイベント時の演出用として円状に数個のLEDで囲まれています。
 この車両のコンセプトの「view」にあたる側窓は、1,350mm×1,580mmの大型窓が採用されました。座席の座面ぐらいの位置が窓の一番下になります。

3.車内設備
 座席は、転換リクライニングシートが採用されました。シートは柔らかく包み込むようなソファのようなデザインになっています。背もたれの枕は、高さが自由に変えれるようになっています。肘掛けには小型のインアームテーブルが収納されています。
 各座席に100Vのサービスコンセントが設けられています。
 1号車には多目的トイレ、男性専用トイレ、洗面台、車椅子スペースが設けられています。また、車いす対応座先が2席設けられています。
 5号車には男女兼用トイレ、男性専用トイレ、女性専用トイレ、パウダールーム、AEDが設けられています。
 各車端部に4か国語に対応した車内案内表示用大型液晶ディスプレイが2台一組で設けられています。乗客用乗降扉上部には細長いフルカラーLEDの案内表示器が設けられています。その上部には監視カメラが設けられています。

4.機器類
 制御装置はフルSiC-MOSFET素子を採用した2レベルVVVFインバーター制御で、4M1C方式(モータ4個を1個の制御装置でコントロールする)の2群構成が採用されました。
 主電動機は、170kWの全密閉式三相がご形誘導電動機が採用されました。
 制動装置は、回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用され、純電気ブレーキに対応しています。
 台車は軸ダンパ付き軸梁式空気ばねボルスタレス台車で電動車がKW-217M、付随車がKW-218Tとなっています。
 パンタグラフは、シングルアームを採用しています。

5.主な履歴
 2019年(平成31年)3月16日に運行開始されました。
 2019年(令和元年)10月31日にグッドデザイン金賞を受賞しました。
 2020年(令和2年)2月14日にiFデザインアワードを受賞しました。
 2020年(令和2年)6月5日にブルーリボン賞を受賞しました。

←戻る TOP 掲示板